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航空各社 冬季シーズンは慎重?|航空座席数の復調地域差 ヨーロッパと北東アジアの差が広がる

世界最大のデジタル航空情報会社OAGが、冬季休暇シーズンの航空座席数について、ブログを更新しています。航空座席数は8月第3週も1億2百万以上となり、8週連続で1億席を超えました。夏季休暇シーズンは終わりますが、9月も堅調な見込みです。しかし、今後、冬季休暇シーズンはどうでしょうか?年末シーズンの始まりの月、11月の航空座席数は、機器のメンテナンスや、何ヶ月も忙しく勤務していた乗務員に一息つかせるため、一時的に減るのが定石です。しかし、今年10月と11月の座席数減少は、約16%で、2019年の8%減の倍の減少率となっています。単に、各航空会社の運行計画担当者が、まだ冬季シーズンの座席数を決めかねているだけかもしれませんが、航空会社が慎重な姿勢であること、そして、回復してきた航空座席数の今年初の懸念事項です。(参照※1、グラフa)

地域別では、8月第3週は、西ヨーロッパが依然として座席数トップで、前週より3%増え2,450万席。これは2019年のわずか約8%減です。北アメリカ(-0.2%)と北東アジア(-4.5%)の前週比座席数は減少し、西ヨーロッパとの差が広がりました。特に北東アジア(といいますか中国)は、前週より、888,588座席減りました。8月に入り、中国からの定期国際路線は、6%増え、マンチェスター-北京や杭州-リスボン、バンコク(ドン・ムアン)-南京が週に1便運行を開始するなど、やや明るい兆しもあります。また、9月は、例年であれば中国の留学生が移動する時期で、繁忙期にあたるため、もう何路線か増えると予想しています。(参照※1、表1)

【出典元】
※1 Airlines Increasingly Cautious About Winter Season – OAG


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