旅行格差が広がる欧米とアジア|旅行回復へ舵をきった欧州 厳しい渡航制限が続くアジア
米国や欧州では旅行規制の緩和に踏み切りました。一方、2月現在、中国、香港、シンガポールでは、厳しい渡航制限が継続しされ、Bloomberg紙が、広がる旅行格差に警鐘を鳴らしています。英国、米国は、オミクロン株はすでに国内に蔓延しているため、入国制限は意味がないとして、ワクチン接種済みの旅行者への入国制限を大幅に緩和しました。オーストラリアとニュージーランド政府も2月中にワクチン接種を完了した旅行者の入国を再び許可すると発表。ただし、NZは入国後10日間の隔離が必要です。航空データ分析会社Cirium(シリウム)によると、欧州のフライト数は3月にはコロナ前の75%まで回復する見込みです。シンガポールは複数の国とトラベルレーン協定を結んでいますが、約1週間の入国後の隔離とテストが義務付けられています。香港も、入国後14日間の隔離が必要です。感染者を一人も出さない「ゼロ・コロナ」政策に固執する中国は、2022年内に国境を開放する見込みはなく、アジア地域の旅行回復の遅れに大きな影響を及ぼすでしょう。(参照※1、グラフa)ただ東南アジア諸国は国境開放している国もあり、今後、情勢は急速に変わるかもしれません。
【出典元】 ※1 Europe Dumping Covid Curbs Puts Its Travel Rebound Ahead of Asia | Bloomberg| The Economist
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-02-13/singapore-hong-kong-left-behind-as-global-travel-rebounds
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