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はじめまして。

文・撮影/長尾謙一

外食店向けの食材情報をお届けします

印刷しか知らなかった私たちの第一歩

はじめまして。私は「素材のちから」編集長の長尾謙一と申します。「素材のちから」は2010年より外食店向けの食材情報誌として、年間4回春夏秋冬に発刊しているフリーマガジンです。

長い間、外食業界のかたわらで仕事をさせていただいていますと、素材の生産者の方々や食品メーカーの方々、そして輸入者の方々は、それぞれの商品に深い思い入れがあることを強く感じます。作物に愛情を注ぎ育て収穫の時を迎える喜びや、大漁の充実感と海への感謝、そして、食品加工の難しさを乗り越える技術と熟練など、たくさんの物語をそれぞれの商品が持っています。

こうした物語は料理の現場でも必ず役に立つと思います。私たちはこうした情報を料理人の皆さんに少しでもお伝えしたいと思い発刊を続け、2021年の春で第40号となりました。

さて、このところのデジタル環境の驚くべき進化を見るにつけ、「素材のちから」も雑誌としての形態に加え、新たなコミュニケーションの手段が必要だと考えるようになりました。そこで、今回noteをスタートさせることで、今まで「素材のちから」を手にすることのなかった方へも情報発信することができるようになります。

今回の第40号では、料理長がお客様に料理の説明をするnoteの音声を誌面と組み合わせ、「シェフのプレゼンテーション」という新しい編集の表現に初めて挑戦しました。とても評判がよく、こうした新しい取り組みをどんどん取り入れていきたいと思います。

印刷という紙の世界しか知らなかった私たちがはじめることですから、上手くいかない事が多いと思いますが、よろしければご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。

2021年4月1日
「素材のちから」編集長
長尾 謙一


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