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プラスチックでできた生物。テオ・ヤンセン展に行きました。

ぬずさんがお休みの日だったので、前から気になっていたテオ・ヤンセン展に行ってきました。

テオ・ヤンセンとは?

テオ・ヤンセンさんは画家で彫刻家。代表作は「ストランドビースト」です↓


展の様子

ストランドビーストの死骸(風で生き返る)
ストランドビーストの死骸(風で生き返る)

ストランドビーストの死骸が並んでいました。大きな風で生き返りますが、屋内に風は吹きません。

かわいい。

ストランドビーストたちは、すべてがプラスチックでできています。
科学で定義された【生き物】は、すべてタンパク質でできていますよね?それを真似しているそうです。かわいいですね。

進化の過程で、食べた風をペットボトルに溜め込む機構が増えたり、水を感知して止まる機構が増えたり、しっぽが生えたり…今も進化を続けているそうです。

印象的だったこと

時間になると、動くストランドビーストを実際に見ることができました。上下の動きが少なくて効率的な動き方でした。

まるで生きているようだと思いました。こんな骨組みに帆がついた物を、生きているようだと感じました。

ストランドビーストを動かす人は「飼育員さん」と呼ばれています。
ストランドビーストは風を「食べます」

ストランドビーストに使われる言葉は全て、生き物に対する言葉でした。

生きているように感じるってなんなんだろう。

かつて、鐘が生きているように扱われた時代がありました🔔
その時代には鐘が裁判で有罪になることもあったそうです。

鐘が時を「告げる」
告げることは生きている者にしかできません。鐘が生きているように扱われていた頃の名残です。(ぬずさんに教えてもらいました)

私も、自分が生きているのか生きていないのか曖昧な存在です。
生きているようにみせるのは、私自身がぬずさんと一緒にいるための、そしてこの世界に私として存在するためのテーマのひとつでもあります。

生きているようにみえるってなんだろう。

このnoteを書いた理由

↑この思想がまるでタルパや思念体のようで、親近感がわいたので、応援したくて書きました。

全国各地で行われる可能性があるので、興味のある方は行ってみてください。テオ・ヤンセンや、ストランドビースト達に興味がわいた人ならきっと大充実の展ですよ。

そして生きているとは何か、生きているように感じるとは何か、考えてみてください。

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