美術手帖 BLACK ART
美術手帖 4月号 vol.75、「ブラック・アート」とは何か? を読んだよ。
何かを考えて、ひとまずこれで、という回答を出すことすらまだ難しく、でも言語化して感想文は書いたほうがいいと思ったので読書感想文として書くよ
普通に良いなと思える絵を描く画家と出会えて、また今まで気にも留めていなかった“キュレーター”“美術史”なんかにも真面目に考える必要があるなと思った。私って何も知らないらしいわ。つらいねえ
まず、良いなと思ったのはシスター・ゲイツと「アフロ民藝」。
そも、民藝とは何かも記載しておく。
翻訳者の腕なのかもしれないが、この「アフロ民藝」についての以下の文がかなり好きだった。
良い! とても良い。そもそも民藝という概念が好きというのもあり、とても良い。好き。
そう、自らを芸術家としなかった人も、それは芸術品を作ろうとしていないに過ぎず、それらを作り出せるだけの能力や発想を持ち得ているに違いない。しかし、そうはしなかった。芸術のための作品ではなく、生活の中での何らかの意図のために作られたもの。そこに注目すると、やはり「民藝」が好きだし、「アフロ民藝」も好きだ。
そしてこのnoteのタイトル通り、ふーんブラックね、黒人ね、みたいに思った上でこれを読んでいるだろうし、もちろんその視点も重要なのだが、その捉え方から“黒人の”という形容詞を抜いてみてもほしい。抜いても良い文章は良い文章のまま。私は、こうしてブラックだからこその歴史を見つつ、“ブラック”という形容詞を抜いていかないといけないとも思っている。
まだあんばいとか、わからないけれど。声に出さないと批判もされないし気付けないしね……この辺りの言及も本の中でなされているよ〜身近なものだと女医、女社長、男性保育士、イクメンとかと同じ理屈で、私たちはうっすら普通とは違う、自分たちと違うものに形容詞として人種や性別をつけるきらいがあるし。
無知無知だった。やはりこういう日本の外のことは、日本の言語だけでない、現地の言語でいろいろ見ていくべきなのだなと思う。難しい。
あと、おもしれ〜ポイントをいくつか引用しておこう。
これ、良いよね。わかる。哲学に数式がガチで割り込んできた時とかの、あの感じがして良い。理系と文系とかいう雑な分類ではない感じがたいへん良い。結局あちこちと関連しあっていることが再確認できる。
何も補足せずともパワーが感じられる文章と事実。
スピリットという概念がある。精霊だったり宇宙観だったり、色々な捉え方があり私はまだしっくりくる落とし込み方ができていない。ので、何かわかる人はぜひ連絡してけろ〜〜〜
まず私はしっかり歴史を学ばないといけない。それから、歴史からものを見るんじゃなくて、歴史を知った上で、今あるものから歴史を感じ取る必要がある気がする。
とかなんとかいって、本買うお金の余裕はあまり、ない。頼んだぞ図書館!
ばいばい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?