soyogo books

小説&エッセイが無料で読めるサイト「soyogo」から、 「soyogo books」…

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小説&エッセイが無料で読めるサイト「soyogo」から、 「soyogo books」という出版レーベルが生まれます。 立ち上げたのは、日本印刷株式会社という印刷会社です。 この企画に込めた想いや、制作エピソード、そして発行書籍について この場を借りてご紹介したいと思います!

最近の記事

小説の起源を、翻訳研究で探る

「仕事・学問・研究をたのしむ」というコピーを掲げたウェブサイトsoyogoですが、テーマとしてはニッチでありながら、カバーする領域は無限に広がります。 学問や研究の分野で面白い人はいないだろうか、といろいろと調べていたときに、こんな本を発見しました。 「在野研究ビギナーズ 勝手にはじめる研究生活」荒木優太著(明石書店) 本の紹介をのぞいてみると、 「在野研究者」とは、大学に属さない、民間の研究者のことだ。 卒業後も退職後も、いつだって学問はできる! 現役で活躍するさま

    • 第4回 校正のプロフェッショナル

      「soyogo」は連載作品を書籍化するつもりでスタートしたのですが、 小説やエッセイという作品の性質上、校正については文芸ジャンルにおけるプロの方にお願いしたいと考えていました。 いろいろと調べていく中で知ったのが、大西寿男さんです。 大西さんはフリーの校正者の方で、大手出版社の小説をはじめとして、 幅広いジャンルの校正を手がけられています。 大西さんの著作『校正のこころ』のサブタイトルは、 「積極的受け身のすすめ」。 これはどういうことなのでしょうか。 この本の第5章

      • 第3回 本の、どこが面白いのか?

        soyogoで紙の本にまつわる連載が出来ればと考え、 スタートさせたのが「美しい本のはなし」です。 コンセプトである「仕事・学問・研究」とは少しずれるのですが、 印刷会社のメディアなので紙の本の魅力を伝えるコンテンツはぜひつくりたいと思っていたため、作家さんをはじめとして様々な職種の方々に本にまつわるエッセイをご執筆いただくことにしました。 このご時世、紙の本にこだわりのある人がどれほどいるのかは何とも言えないのですが、作品の表現方法として本は非常に面白いメディアであること

        • 第2回 ガオ・イェンさんとソヨゴのはなし

          台湾の漫画家・イラストレーターのガオ・イェンさんを初めて知ったのは、 村上春樹さんのエッセイ「猫を棄てる」の単行本が書店に並んだ頃です。 表紙に使われていたガオさんの作品が印象的で素敵だなと思い、 装丁もよかったのでその本を購入したことを覚えています。 それ以降、時折雑誌などでガオさんのイラストを目にする機会があり、 気になるイラストレーターさんの一人でした。 今回の企画がだいぶ形になりはじめ、いざウェブサイトを作るという段階になったとき、どんなトップページにしようかと、

        小説の起源を、翻訳研究で探る

          第1回 オリジナルコンテンツをつくろう!

          はじめまして。日本印刷株式会社と申します。 弊社は1969年創立の、東池袋にオフィスを構える総合印刷会社です。 近年、デジタル化にともない紙の需要は減少する一方で、 印刷業は非常に厳しい時代を迎えています。 団体様を中心とした数多くのお客様の印刷物を制作している弊社では、 コロナウイルスが猛威を振るい始めた頃に映像部署を立ち上げ、 お客様のオンラインのイベントの映像配信をお手伝いするなど、 新しい挑戦を始めました。 同じ頃に誕生したのが、「出版・メディア事業部」という、自

          第1回 オリジナルコンテンツをつくろう!