noteを書くと決めた。小さな第一歩。企画メシ①
noteやSNSで自分の意見を自由に発信できる人を見て、
いつも「すごいな」と思っていた。
誰も私に興味はないだろうし、人様に有益な情報を提供できるほどできた人間ではない。私はライターとして広告の中の人に徹しながら、プライベートでは傍観者であろうと、ずっと決めていた。
そんな私が30も半ばになってnoteを書こうと決意をした。
きっかけは、企画メシ2021の企画生になったこと。
コピーライターの阿部広太郎さんが行っている企画メシ。以前から存在は知っていたが、応募する勇気が出なかった。
しかし、企画メシとしては初めてのオンライン開催。プレイベントに参加して、迷いに迷って〆切当日、申し込みをした。
企画生になれたことだけでも嬉しかったが、
初めての講義の2日前、阿部さん本人から、サイン入りの著書と、メッセージが書かれた紙飛行機が届いた。
阿部さんの企画メシに対する熱量が伝わり、感動すると同時にプレッシャーを感じた自分がいた。
初回の講義で気づいたこと。
それは、「企画の前に、自分と向き合うこと」だった。
自分を開いて、他人を受け入れる。
悔しさは最寄り駅。企画はそのチケット。
阿部さんの言葉は、本当に心に響く言葉たちばかりだった。
しかし、
「みんな矢面に立ちに来た」
と言われた時、あれっ、私そうだったの…?と戸惑ってしまった。目立つことが苦手な私。もしかして、ここにいるのは場違いかもしれない…。
講義の中で見つけた、参加する意味。
私は広告が好きだ。生まれ変わってもライターになりたいと思っている。
家族が体調を崩し、思いがけず27才で独立してから、
フリーランスという不安定な生活な立場でも、一生広告の仕事に関わる方法を模索してきた。
その結果、ライターだけではなく、ディレクターもするようになり視界が広がった。
だから企画から携わることができれば、もっと深く広告に寄り添える。きっと、そう思ったんだろう。阿部さんの言葉をヒントに、自分の心にかかった靄が晴れていく。ここで気づけて本当に良かったと思う。
初めての課題は、自分の広告を作ること。
阿部さんから届いた課題はこれだ。
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【課題】『言葉の企画』
自分の広告をつくってください。
※このお題をどう解釈するかはあなたに任せます。
※あなたの納得のいく「1案」でお願いします。
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これは難易度が高かった。
自分のいいところなんて何一つわからない。
身近な人に長所を聞いても、「遠慮して言ってくれている」と思ってしまう…。
10パターン以上作ったものから選んだのは、自分の思いを語るという形。
とても恥ずかしかったが、自分を見つめなおすいい機会になった。
広告について語ると、よく「まだ青いね」と言われるので、背景はブルーにした。
阿部さんからは「この広告に込められた愛は?」と指摘を頂いた。確かにそうだ。
最初、キャッチコピーの「I」から私がひょっこり顔を出しているデザインにするとか、縦読みでメッセージを隠すとか、遊んでみようかと思ったが、自己主張しすぎかなと思い、恥ずかしくてできなかった。
でも、これでいい。
これが私の現在地だ。
自分と向き合ってきた時間が少ない私は、瞬発力がなく企画生のみなさんに少し遅れてしまうこともあるかもしれない。
それでもいい。
一歩ずつ進んでいこう。
このnoteがその第一歩。
企画生の皆さん、これからよろしくお願いします。
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