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サウナでは人間の本性が出る

「サウナではみな平等」という文章を読んだのは一度や二度ではない。社会的なポジションや肩書きなんかを「脱ぎ捨てられる」場所だから素晴らしい!俗世間を忘れてととのおう!…という常套句。

ほんとかな?スマホや情報から「一時的に離れられる」デジタルデトックスの場、内面やモヤモヤと向き合う場ではあると思うけど。

ロッカールームでエラそうな人はサ室でも水風呂でもエラそうだし、ウェイ系な大学生は熱くても冷たくても仲間とウェイウェイしてるし、タオルやマットをなおしたり従業員のような動きをする気遣いの鬼!じぶんサービス業ですから!みたいな人もいる。社会の縮図だ。

異性の目や子供の目がないぶん、本性が出やすい場所なのかなとは思う。

(エリアや時間帯にもよるだろうけど)自分の体や心と向き合う修行僧タイプよりも、コミュニケーションのために来てるおしゃべりガハハタイプのほうが多い気がする。今みたいにサウナーの平均年齢が下がる前は「会社や家庭じゃできない話をするおじさん/おばちゃんの社交場」だった名残だろうか。だまれ若造!くるな新参者!と古参ナーに煙たがられているかもナー。

修行僧からは程遠い雑念タイプである私は今日も周りの動き、つぶやき、ヒソヒソ話を無視できず、むしろ能動的に観察しまう。大学生や新人タレントが言いがちな「趣味は人間観察です♪」ってのと大差ないし、こんなんじゃチャクラ開かないよと思いながら、汗をぬぐい、眉間のシワは深くなるばかりである。

次回、「シックスパックに気をつけろ」「古傷のとこだけ汗かかない」「サウナハットはまだ早い」のどれかです。

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