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人に合わせられるのが特技だと思ってた

ポッドキャストでよく聞いている「となりの雑談」という番組がある。その第72回での言葉。

「合わせて来いって人はやばい」

お風呂上がりに聞いていたのだけれど、びっくりしてしまって、思わずメモを取り出して書き留めた。

これまで人に合わせられることを褒められてきたし、それが私の長所だとすら思っていた。
家族の欲求を察して、行動して、怒りを回避して。
合わせられるとか、自分の思いを我慢するのが良いとか偉いと思ってきた。

それは、本当に相手が求めていたことだったのか。

これまで出会った「合わせて来いって言う人」を思い浮かべてみると、1-2人しかいなかった。
その人からは、結局逃げることになった。
やばいやつだったのだ。

「合わせ上手」が良いことだと思い込んでいたのは、ごく少数の身近な人によってインストールされただけなのかもしれない。

自分の思いを我慢することは、昔の私にとっては適応するために必要な力だった。
でも今は違う。
私が勝手に我慢をしたところで、誰も幸せになってない。

少し話は離れるけれど、「相手の気持ちを尊重する」ことが大切だと学校では教育されてきた。
我慢することでえらいと褒められてきた。

ただ、あれは最低限の自己肯定感というか、生きていて良いのだという基盤を持っている子に伝える内容なのだと思う。

自分の気持ちが分からないまま、相手の気持ちを察することばかり上手になって、出来上がったのは空っぽの人形だった。

でも、中身はこれから詰めていけると信じてる。


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