【6分で解説:獲得可能ADL】PTOT国家試験 脊髄損傷領域 第48回 PM-問題34 #せきそん国試
今回は第48回PT国家試験の午後:問題34を解説します。
まずは下の表をご覧ください👇
この表を見ていただくと選択肢の1〜5が実際にできるのか、できないのかが分かります。
1.自己導尿ができる
この表を見ていただくと一目瞭然ですね。C5レベルはすべて”0”です。やはり自己導尿の自立は難しいです。自助具を使用して自己導尿ができる上限はC6Aですね。
2.ズボンの着脱ができる
この表を見ていただくと一目瞭然ですね。C5レベルはすべて”0”です。やはり自己導尿の自立は難しいです。上衣の更衣(ボタン等の操作を除く)はC6Aから、上衣下衣ともに可能となってくるのがC6BⅠですね。
3.自助具なしで食事摂取ができる
C5レベルでは一部介助もしくは自助具の使用が必須となっています。自助具なしでの食事摂取は難しいですね。
4.ノブ付ハンドリムの車椅子を操作できる
上の表の自助具がハンドリムを指すのかは記載がなかったので分かりませんが、C5レベルであればノブがあると漕ぎやすくはなるかと思います。当院ではC5のような損傷高位の頸髄損傷者はほとんど入院されないので、ボクは臨床で見たことがないです。皆さんは見たことありますか?
5.トランスファーボードを使ってベッドから車椅子へ移乗できる
トランスファーボードはこちら👇
この表を見ていただくと一目瞭然ですね。C5レベルはすべて”0”です。やはり移乗はトランスファーボードの使用有無は関係なく自立は難しいです。環境調整して移乗ができる上限はC6Aですね。
答えは 4.ノブ付ハンドリムの車椅子を操作できる でした
YouTubeで解説していますのでよろしければご覧ください👇
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