スペルチェックに負けるな!

ここにメモを書くにあたり、何度も読み返しているけど誤字ゼロということはなく、絶対に何度か後日こっそり訂正している。

そんな私が愛用していて、これ無しでは生きてはいけない(は、大げさだけど)のは各アプリのスペルチェック。文法が特に苦手な私の文章を確認し間違いを指摘してくれる。なんてありがたい。指摘するぐらいなら直してよとも思うけどそれだと間違えたことに気付かないので我慢する。しかしこのスペルチェックを心底嫌う人たちがある一定数存在する。

彼らはたいていイギリス人な事が多い。このスペルチェックのデフォルトの設定はたいていはアメリカ英語になっていると思うのだが、イギリス英語は微妙にアメリカ英語と違う。まず単語そのものがもっと多数ある。同じ発音の単語でも綴りが微妙に違う。なので、イギリス英語でそのまま文章を書くとイギリス英語的には正しい綴りなのに、間違っているとスペルチェックはエラーをだすのだ。俺の英語は正しいんだ!と、大変彼らは悔しがっている。システムごときに母国語を訂正されるのは屈辱らしい。

ところで先日上司が変わり、初のニュージーランド人になった。一応国籍を聞くのはアウトなので聞かないようにしていたのだが、アメリカっぽくもないし、イギリスっぽくもない。強いて言うとイギリスだけどでもアクセントが違う。悩むこと2週間彼が自分で育ちを言うまで彼の出身国は謎だった。ニュージーランドはイギリスの移民が多い国なので私の感覚は間違ってはいなかったと言える。

この新上司の英語が本当にわからない。今までの数々の外国人上司達からは聞いたことがない単語がばんばん出てくる。いちいち辞書で調べないと何を言いたいのかがわからない。

その上司に私が作った書類の下書きを見せたところ彼は笑い出した。曰く、私の英語が典型的な外国人の英語らしい。何が?と聞くと複数系でつけるSの間違いが多いらしい。彼の指摘した間違いを検索してみたら、アメリカ英語だとSを付ける、イギリス英語だとつけないと出てきた。なので別に私は間違ってはいない。

でも上司は許してはくれなかった。それは間違いだから、とりあえず暗記しかないから、と言い放った。この年になってまさかの英単語暗記表を作るとは思わなかったが、とりあえずSを付ける単語、つけない単語をメモしている。

ちなみに彼の書く文章はスペルチェック的にはミスが多く色々指摘の赤線がでるのだが、彼は絶対に譲らない。もうみんなポケトークでいいじゃん!





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