マガジンのカバー画像

大人も読むべきヤングアダルト(YA)本の世界

84
12歳から19歳くらいの子たちに向けた本の読書記録です。 本離れの世代には、まず大人が読んでみて薦めてみましょう
運営しているクリエイター

#ネタバレ

「本編で知りえなかったエピソードで、再びファンを萌えさせる!~『RDGレッドデータ…

『RDGレッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』 荻原 規子 著 (KADOKAWA)       …

「和風ファンタジーも読む手が止まらないほどおもしろい!~『RDGレッドデータガール…

『RDGレッドデータガール シリーズ』荻原 規子 著 (角川文庫)             …

「論理的な思考で事件を解決する~『だから論理少女は嘘をつく (頭が良くなるライトノ…

『だから論理少女は嘘をつく (頭が良くなるライトノベル!) 』中村 一也 著 (自由国民社) …

「過去の悲劇は他人事ではない。思考を停止させないで。~『ヒットラーのむすめ』~」…

『ヒットラーのむすめ』 ジャッキー・フレンチ 作 さくまゆみこ 訳 (鈴木出版) …

「人と違うことをしようとする勇気。近代科学の黎明期に生きた女の子の挑戦~『ダーウ…

『ダーウィンと出会った夏』ジャクリーン・ケリー 著 斎藤 倫子 訳 (ほるぷ出版) …

「多様性というものをどれくらい受け入れられるか。ともに生きよう。~『丸天井の下の…

『丸天井の下の「ワーオ!」』今井恭子 著 (くもん出版)                …

「平安時代の東北でおきた出来事を知っていますか?その中で育まれた青春物語~『羽州ものがたり』~」【YA⑰】

『羽州ものがたり』菅野 雪虫 著 (角川書店)                            2018.2.3読了 時は平安の頃。坂上田村麻呂の蝦夷征伐のあとのお話です。 日本海側、今の秋田県あたりを昔は羽州と呼んでいました。 羽州の村の長の娘ムメは、たった一人で村外れで暮らす男の子、カラスとともに遊んでいました。 ある日都から、以前羽州で暮らしたことがあるという役人、小野春風が赴任してきました。 春風といっしょにやってきたその息子、春名丸は初め、田舎に来るのが

「こんな物語、読んだことなかった!ここまで切ないエンディングが他にあるかしら~『…

『エヴリデイ』 デイヴィッド・レヴィサン 著 (小峰書店)               …

「人は身近な人の死をもって、優しく強くなれる~『夏の庭~The Friends~』」【YA⑮…

『夏の庭~The Friends~』 湯本 香樹実 作 (徳間書店) …

「もしも自分が犯罪者の家族になってしまったらという状況、想像できますか?~『羊の…

『羊の告解』 いとうみく 著 (静山社) …

「普通の女の子が素敵な女性へと成長していく煌めきがあふれています~『スコーレNO.4…

『スコーレNO.4』 宮下 奈都 著 (光文社文庫)                     …

「東京の街を歩く、同じ景色同じ思いを共有する~『トーキョー・クロスロード』~」【…

     『トーキョー・クロスロード』 濱野 京子 作 (ポプラ社)          …

「淡い青春小説?…だったはずなのにまさかの展開~『人魚姫の椅子』~」【YA⑧】

            『人魚姫の椅子』 森 晶麿 著 (早川書房)          …

「若き才能が花開いたミステリー~『探偵はぼっちじゃない』~」【YA⑤】

        『探偵はぼっちじゃない』坪田 侑也  著 (KADOKAWA)                           2019.6.17読了 親からエリートへの道を強要されている中学3年生の緑川。 クラスでは明るいキャラを無理して装っています。 受験勉強と並行して彼が書き始めた演劇部脚本のためのミステリー小説。 それは、親とケンカして逃げ出した夜の橋の上で出会った、どうやら同級生らしい星野から、どうしても書いてほしいと頼まれたからでした。 星野は両親を