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認知的不協和理論

こんにちは!須田です!
本日は必要なこと、やったほうがいいと分かっていてもなかなか取り組めない方必見の心理学になります。

例えば、たばこを辞めたいけど辞めれない。、痩せたいけど運動はしたくないとかそういった方向けの動画ですね。
では今回紹介する心理学は認知的不協和理論という心理学です!

♪概要♪

認知的不協和理論はアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーさんによって提唱された内容です

認知的不協和理論とは人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語です。人はその不快感を解消するために、自身の認知や行動を変更すると考えられている理論になります。


ではパターン!
たばこを辞めたいけど辞めれない方の心理状況はどうなっているのか?をご紹介します。
たばこが身体に害を及ぼすことは皆さんご存知かと思います。ですが世の中にはたばこを吸う人が存在します。不思議ですね。

ではたばこを吸うという行動を取っているを状態を認知1としましょう。
そしてたばこを吸う人の頭の中にも健康に悪い認識は実は持っています。
この認識を認知2としましょう。

そうすると認知1と認知2で矛盾が生じますよね。この矛盾に不協和という心理状態が発生します。
そして人間はこの不協和を何とか下げようとします。
一番健全な不協和の解消の仕方は認知1であるたばこを吸う要は喫煙するという認知を禁煙するといった認知に変えればこの矛盾は解消されるわけですね、この禁煙するというのを認知3とします。

これが人間小さな認知の変化であれば解消は簡単に行うことが出来るのですが、喫煙の多くはニコチンに依存する傾向が強いため、禁煙行為は苦痛を伴う。この苦痛という言葉がネックになりますのでよく覚えておいてください。したがって、「喫煙」(認知1)から「禁煙」(認知3)へ行動を修正することは多大な困難が伴い、結局は「禁煙」できない人も多いという事です。その場合は、残念なことに認知2に修正を加える必要が生じきます。僕個人的にはこの状態をこじれてるって勝手に表現してます。

では認知2をどのように修正するのか。
ここで新たな認知を人は生み出します。


例えばたばこを吸っていても癌にならない人もいるとか、たばこを吸っていても長生きな人はいるとか、たばこで死ぬリスクよりも交通事故で無くなるリスクの方が高いとか、禁煙のストレスが自殺のリスクを高めるとかを認知4、認知5として設定し始めるんですね。

こうすることによって不協和を解消します。言い換えれば自分の選択を無理やり正解に持っていこうとすることですね。だからこじれてるって表現を僕は良くします。
これが禁煙できない人の心理状況です。

パターン2
痩せたいけど運動はしたくない、これを認知的不協和理論的に言うと
運動はしたくないが認知1
運動はしたほうが痩せやすい、健康によいという認識は持っている。これが認知2としましょう。
通常であれば認知1を変更することが一番健全ですよね、これが認知3としましょう。
これができないと先ほどのように認知2に変更を加えます。
例えば、運動しなくても健康状態がいい人もいるとか、多少太っている人の方が寿命が長いとかそういう認識を付け加えるわけです。要は自分にとって都合の良いほうに解釈するわけです。
確かに運動をしていなくても痩せている人は存在しますが、それは大きなところで言えば習慣の違いが大きいわけです。運動していないことは事実かもしれないけど、それが痩せている人の痩せている状態を作っている理由になっているかどうかは別なんですよね。そこを別の問題として認識しておかないと間違った認識を持ったままその人はその先の物事にも取り組んでしまいます。こじれたまま進んでいってしまうということですね。


♪解決策♪

ではどう解決していくのかについてお話しします。

解消ポイント1
先ほど僕は重要な言葉をお伝えしましたが覚えていますでしょうか。
皆さん思い出してくださいね。苦痛という言葉がネックになると先ほどお伝えしました。

先ほどの二つのパターンを思い返してみてもらうと、どちらも認知1を解消できなかった場合はこじれていきましたよね。
認知1を解消するには苦痛が伴っていました。結局この二つのパターンの人たちは、認知1を解消するうえで解消する苦痛と認知1を解消せず将来来るであろう苦痛を無意識に天秤にかけています。
そして人間は本能的に苦痛が大嫌いです。なので現状の苦痛から逃げたいのです。だからこそこじれていきやすいです。でもよく考えてみてください。将来的には認知1を変える苦痛よりも大きい苦痛が来る可能性があるということと、その時には取り返しがつかないシチュエーションになっていることが多いということに是非気づいてほしいです。これがまず解消するうえで必要な捉え方です。

解消ポイント2
苦痛を感じないで解消できる方法を見つけ出す事、もしくは苦痛と感じる時間を短くすることです。
解消ポイント1でも伝えた通り、苦痛は嫌いです。なのでどう苦痛と向き合っていくのかが最大のコツです。
苦痛と感じないで済む方法は人それぞれ違いますので一概に言えませんが、これについて焦点を当てて考えてみてください。何かしらの答えにたどり着くと思います。
大変だと思います。大変とは大きく変わると書いて大変ですから。心折れそうな人はDMやコメントで教えてください。

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