見出し画像

フランスのパン屋さん

フランスに住み始めてかれこれ27年になる。今年は、フランスで日本人の私が感じる日々のことを綴っていこうと思っている。

こんなに長く住んでいても、まだ日本をかなり引きずって生活している私。かと思うと妙なところで、フランス人化している。自分でも自分がどうなっているのか、よくわからない。

今日は、朝から用があって、仏日翻訳家のフランス人の友人に連絡を取った。要件が終わった後、友人から「実は今、結構風邪ひいてるの。だから今日は、出かけないと思う。出かけてもパン屋くらいかな。」というメッセージがきた。

それを読んだ時に、そうだ、フランス人だったら、どんなに具合が悪い時でも、パンは食べられる。日本人がご飯を食べられるように。ということに気付いて、彼女は「パン屋」と言ったけど、私だったらどうなるかな、と考えた。

日本だったら、具合が悪くても何か買いに、コンビニに行くということになると思う。フランスだったら、、具合が悪い時には、特に行きたいところはないなぁ。家にあるお米でご飯を炊いて、軽く何か食べるとか、乾麺のうどんでかけうどんを作るとか。そんな感じかな。

日本では、どこにでもコンビニがあるようにフランスには、パン屋がどこにでもある。チェーン店も多いが、昔ながらに自分のお店の奥で作っているところもあって、本当にパンは美味しい。いわゆるバゲット、フランスパンだけではなくて、いろんな種類のパンがあるし、クロワッサンとか、パンオショコラとか、お菓子風のパンもたくさん種類がある。パン屋さんに行くのは楽しい。お店に入った途端に、いい香りがしてくるし。

フランスのパン屋さんは、文句なしに好きな場所だ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?