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2023/09/13 2023年新応援歌第一印象(ロッテ編その3)

(以前に発表されたロッテの新応援歌は別記事で取り上げています)

私の筆の遅さの言い訳に過ぎませんが、シーズン途中に新応援歌の発表があった場合も、紹介できる応援歌が複数溜まるのを待ってから記事を書いている本シリーズ。
それなのに、今年のロッテはシーズン途中の新応援歌発表が頻度も曲数も多く、同球団でシリーズ第3弾の記事となりました。

メロディを確認したい方は、お手数ですが各自YouTube等でお調べくださいませ。


マイク・ブロッソー

その流用は拙速に過ぎないか

ロッテの助っ人には原則何かしらの個人応援歌を割り当てたいのでしょうし、いつもいつも新曲を作っていられないのもわかるので、流用曲を割り当てるという判断そのものに異を唱えるつもりはありません。
ただ、流用元のレアードは昨年まで4年間にわたりロッテに在籍し、チームにもたらした貢献度合いは計り知れず。本応援歌も、うち3年間はコロナ禍により球場で歌えなかったとはいえ、初年度'19はしっかり使用されており、不遇と言うほどの扱いではない印象。
そんな本曲を間も置くことなく未知数の新外国人に流用してしまうのは、レアード級の活躍を期待したいというメッセージ性よりも先に、誰彼構わず流用することで応援歌の扱いが軽んじられないだろうか、という懸念が先に来てしまいました。

また、「オオオ」の節回しが、レアード時代からファンが歌うと原曲準拠でなくなるのが気になっていたのですが、この度のブロッソー流用に当たり、最初に応援団がこのパートを鳴り物演奏した際にも、原曲準拠でなくファンの歌い方に引っ張られる形になっていたのが、私としては悲しかったです。

佐藤都志也

サブローと橋本将を2:1で混ぜ合わせた感じ

1〜2小節は歌詞なし、3小節目から歌詞が入り、5小節目からの後半はジャンプするという曲構成は、スネイルランプサブローそのもの。
視点を変えて、7〜8小節の歌詞「気持ちを込めて」で思い浮かべるのはマジックサマーナイト橋本将。左の強打の捕手つながりということでもあるのでしょうか。

それにしても、本応援歌も発表から即日で原曲が判明しており、原曲発掘隊の音楽知識の幅広さにはいつも舌を巻くばかりです。

石川慎吾

この流用ができるなら今後選曲の幅が広がりそう

ロッテの応援が現体制に変わった'10以降、助っ人選手に流用応援歌が割り当てられる事例は数多くあれど、日本人選手に対して個人応援歌が流用されたのは、記憶の限りこれが初めて。渡辺正人→江村の流用未遂はありましたが…。
まあ、本曲に関して言えば、神戸退団後も神戸限定チーム応援歌的扱いをされていた時期がありましたし、使用開始当初から話題性の高い応援歌であったことは間違いないので、流用応援歌としての新たな歴史を切り拓くのにもある意味ふさわしい立ち位置なのかもしれません。


いろいろ難癖みたいなのもつけていますが、今年に関しては、シーズン途中でも応援歌の動きが最も活発だった球団がロッテであったのもまた事実。
コロナ禍の3年間ほとんど何も動きがなかった反動とも言えますが、シーズン中も積極的に新曲や流用曲の発表を行った姿勢については、大いに支持したいところです。

最後に私の動画の宣伝。ブロッソー流用はレアードの応援歌として、石川慎吾流用は神戸の応援歌として、それぞれ動画投稿済みです。
ブロッソーの段で申し上げた「オオオ」の節回し問題については、レアードの動画内コメントでも少し触れていた内容でした。

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