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マイミク

 大学時代にやっていたmixiを読み返した。懐かしいね、mixi。「マイミクになろうよ」とかよく言ってましたわ。日記のほとんどが人を笑わせることに徹していて、どんな隙間にもギャグを入れ込もうとしてる感じで、少し寒気がしたわ。でも昔からこうして文章を書いて、人に見てもらうのが好きだったんだな、とあらためて思った。このころは東野圭吾ばかり読んでいて、純文学なんか、たぶん1、2冊しか読んだことなかった。

 高所恐怖症という人は多いけど、自分はどちらかというと、低所恐怖症である。下から上を見上げるのが怖い。スカイツリーに登ったとき、上から見るぶんにはまったく問題ない、むしろ地上が静止画のように見えてたくらいなんだけど、麓から頂上を見上げた瞬間に足がすくんだ。なんというか、頂上にいる、という感覚になって怖くなる。実際に頂上にいるのとは違う、頂上にいることを想像してそこから落ちるような気がする、脳が描いた空想に入り込むような感じになってしまう。自分にとって、そっちのほうがリアルなのだ。

 これは「日記」として書いてるけど、実際にはすべて想像して書いたものなのかもしれない。ぜんぜん嘘だったり。とりあえずマイミクになろうよ〜。

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