社会学系 名言ログ
DIE WITH ZERO
人生が豊かになりすぎる究極のルール。
ビル・パーキンス
2人の娘が小さかった頃、私はよく一緒に「くまのプーさんザムービーはじめましてランピー」を見た。
(略)私は、この映画が好きで、娘たちと一緒に何度も繰り返し見ていた。だが、ある日、十歳の次女にこの映画を見ようと誘ったところ、断られてしまった。どうやらもうこうした子供向けの映画見たくないということらしい。
あらかじめこうなることを知っていたのなら、私はもっと娘たちと一緒にこの映画を見ようとしただろう。
だが、残念なことに私たちは何かをできなくなるときの正確な日付を事前に知ることはできない。
大切なものは知らないうちにゆっくりと遠ざかっていく
にもかかわらず、私たちは何かがゆっくりと終わりに近づいていることに目を向けず、それが永遠に続くかのように思い込んでいる。
物事は永遠に続かず、いつかは色褪せ消え去っていく。
それを理解することで、人は目の前にあるものに、もっと感謝できるようになる。(略)
あまり知られていないが、人は生涯を通じて何度も、小さな死を経験する。
善の研究
西田幾多郎
哲学は我々の自己矛盾の事実より始まるのである。
哲学の動機は「驚き」ではなくて、深い人生の悲哀でなくてはならない。
ユーチューバーが消滅する未来
岡田斗司夫
乱世で大事なのはとにかく生き抜くこと。(中略)
なんとか乗り切れるサイズの苦労不幸を乗り越えた状態が幸福なんです。(中略)
イケてる会社に入って人のうらやむキラキラした仕事をして、
それを幸福だと思い込んでいると、ずっと不幸なままです。
わかりやすい特別はオンリーワンでもなんでもなくて単なる指標です。
一番安い商品をウォールマートやアマゾンで買うのと、実は何も変わらない。
「貧乏」を受け入れ、「安い」「便利」以外の価値を探すのは一つの解になるでしょう。
あらゆる文化はリアルからの逃避、洒落化、相対化である。
ホリエモンとオタキングが金に執着するお前の生き方を変えてやる
ホリエモン
南極に行きたいと思っていましたけど(中略)
実際、行く人ってそんなにいないでしょう?
普通の人が行けないからこそ憧れだった。
行けるようになったらペンギンは可愛いけどそれだけだってみんなわかってしまったんでしょう。(中略)
火星が実際にどうなっているのか、自分の目で確かめに行くのはそれなりに価値があると思っています。
たまたま日常に潜む偶然を科学する
レナード・ムロディナウ
成功者からヒーローを作り出したり、失敗者を軽蔑の目で見たりすることは容易い。
だが能力は偉業約束してはいないし、偉業は能力に比例するわけでもない。だから重要なことは、その方程式の中の別の言葉ー偶然の役割ーを忘れないようにすることだ。
ある分野で最も成功した人をスーパーヒーローと考えることは悲劇ではない。
しかし、自分自身ではなく、専門家や市場の判断を信じ、
そのために諦めてしまうのは悲劇である。
人生確率論のススメ
勝間和代
嘘をつく見栄を張る、嫉妬する、愚痴を言う、そういうことは結局自己コントロールを放棄して、他人との関係に自分を任せてしまうことにほかなりません。
モラル・ハラスメント
人を傷つけずにはいられない
マリー・フランス・イルゴイエンヌ
抑うつ状態は大切な人が死んでしまったり、あるいはそういった人と別れたりした時に引き起こされる。だが、それだけとは限らない。
相手に幻滅して理想が崩れたときにも引き起こされるのだ。
そうしたとき、人は自分が無力だと感じ、徒労感や敗北感を抱く。
困難な状況や危険な状況が、人を抑うつ状態に陥れるのではない。
無力感や敗北感、罠にはまったという屈辱感が抑うつ状態を引き起こすのだ。
モラルハラスメント的な状況においては、被害者は相手とのコミュニケーションを図ろうとする試みに何度も失敗した後、絶え間のない攻撃に身動きすることができなくなり、恒常的な不安を抱くようになる。
その結果、何もかもが心配で、どんなことに対しても先回りして恐れを抱き向精神薬を大量に服用したりする。
被害者によっては、胃潰瘍や心臓血管の病気、皮膚病など反応が身体に現れることもある。
社会心理学講義
小坂井敏明
人間は自由な存在ではない。自由であると錯覚するだけです。
自ら主体的に選択したと思っても我々は知らず知らずのうちに外界からの情報に影響を受けて判断や行動をしている。
個人主義者ほど簡単に意見を曲げやすいという常識とは正反対の結論が導き出されます。他人の意見に流されず、自分の頭で考えて判断、行動し、自らの行動に対して責任を持つ。そんな自律的人間像が近代社会の理想です。
しかし心理構造の原理からして、そんな人間は実際にはありえない。
したがって、個人主義者とは外部情報に依存しても、そのことに無自覚だという意味にすぎません。何らかの行動をとった後で「なぜこのような行動をとったのか」と自問する時に、個人主義者ほど自らの心の内部に原因があったのだろうと内省し、自らの行動に責任を感じ、自らの行動に強い責任を感じやすい。
そのための行動と意識との間の矛盾を緩和しようと、自らの意見を無意識に変更する。
こうして個人主義者こそ強制された行為を自己正当化しやすい。
従って、認知不協和を緩和するために意見を変えるという逆説的な結論が導かれます。
脳に免疫力をつければ病気にならない
苫米地英人
「私は健康のために毎日ジョギングをしているんです。」
などと健康自慢をする人は「私は自分にしか興味がないんです」
「私は自分の損得しか考えてないんです」と告白しているようなものです。大事なことは「健康な体」そのものではなく、
「健康な体」で何をするかです。
超快眠術
苫米地英人
不安を感じようが感じまいが、明日は変わりません。
明日のことは明日になってから考えることです。
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