なぜ日本はこんなに息苦しいのか。

 小学生のころ、クラスに数名はいわゆる「できる子」がおり、1名か2名は「がり勉」タイプがいた。がり勉とは・・・わき目も振らずに勉強に取り組んでいる者・・・ということらしい。

 中学生のころ(公立しか知らないが)、やはりクラスに数名は「できる子」がおり、1名か2名の「がり勉」タイプがいた。

 高校生になって、ある程度の「できる子」が集まっているはずの進学校(公立)だったが、クラスにはやはり数名の「できる子」がおり、少し数が増えて3名か4名くらいの「がり勉」タイプがいた。

 世の中には「働きバチ(もしくはアリ)の法則」という法則があるそうだ。よく働く働きバチ(アリ)だけを集めた集団でも、しばらくすると「よく働く」「普通に働く」「怠ける」という集団構造に変化するらしい。

 各中学校の優秀な生徒が集まる進学校(高校)でも、やはり「できる子」「普通の子」「できない子」という構造が生まれるのも、同じ原理なのだろう。というより、点数をつけるなら順位は必ず生まれる。順位がつけば良い悪いの評価も生まれるし、「できる子」ほかの構造も生まれるだろう。

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