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「朝ドラと大河、どちらの演技も最高だった女優ランキング!」って、ド素人に演技力わかるわけない。

これだけは言っておきたい。今のテレビで見える表現者のレベルがパブリックイメージとして固定化するのはいただけない。

この結果に出ている各女優さんに文句を言っているのではありません。
このランキングは、私も含めたド素人の遊び位に捉えろよ!というツッコミも来るでしょう。
映画にしても、テレビにしても創作者側が本気で取り組めない環境があって、我々の見せられているモノは究極の創作物ではないと言う事を言っておきたい。

映画とテレビは、ジャニーズやイケメン俳優と、女性アイドル(又は出身者)やオスカーやスタダ等のお顔の良い女優さんのおままごとと捉えて、今までは捨て置きました。
1980年代のトレンディードラマや、キムタクが高視聴率を取ったドラマ等がそれにあたります。いずれにしても、演劇リテラシーが劇的に低い視聴者を相手にその顧客に合わせたドラマを作り続けてきた事の報いが、視聴率低下となってきました。それこそブーメランですよね。
但し、この数年大きな変化の時期になって来たようですので、それは面白いので、私のテーマの一つにしています。

その上で、このランキングは、面白い。



■朝ドラと大河、どちらの演技も最高だった女優ランキング!3位 宮崎あおい、2位 上白石萌音、1位は?



【筆者の感想】

ランダムに思いついた事を記述します。

・20位以内にこれだけ年齢層が広く上がってきているので、アンケート自体はきちんとやってらっしゃると思う。

・得票数が、1位2位に集中しているのが特徴。
実投票者自身のコメントが無いので理由が解らない。この二人が業界最高の演技と言われるほどの事は無いと思うがな。これだけの差が付く事に視聴者側の躊躇が見られないので、他の役者を見ていない・演劇リテラシー不足を疑ってしまう。本来ならもっと団子になるだろう。宮崎葵との差が104票も違和感ある。

。ここに掲載されている50人の得票数の合計は938票なので一人1票だったのだろう?
1位~10位   589票
11位~20位 168票
21位~30位 101票
31位~40位 62票 
41位~50位 18票 

・黒島結菜が15位(17票)は意外だった。あれだけ叩かれたのだから、もっと下だと思った。逆に凄い好評だった永野芽衣は20位(13票)なのか?

・ここに載せなかったけれど、
21位 堀田真由(12票) は「鎌倉殿の13人」が大人気だったので注目を集め良い役をも貰った事も有り、名前を覚えてもらった。運も実力の内?。

・私が日頃から言っている「微妙なお顔の女優さん」は、
2位上白石萌音(152票)
3位宮崎あおい(48票)
12位岸井ゆきのさん(12票)
がランクインしている。
杉咲花も微妙側に近いけれどね。

・どちらかと言うと「北欧系の端正でシャープなお顔」の柴咲コウさんと黒島結菜さんのジャンルは劣勢で、輪郭が丸く・顔の中心にパーツが集まっている(幼く見える)ので相対的に額が広め・垂れ目が主流。日本人の顔の傾向に近い、つまり選んだ側の顔の系統を反映しているのだと思う。
自分の顔の劣等感を共有している女優が良いんだろうな。
だから、国民の孫『上白石萌音』が2位になる訳がそこに凝縮している。


【筆者の言いたい事】

決して杉咲花や上白石萌音が他の48人より劣っているとかという訳ではない。
そもそもの話、演技力をド素人の900人強に聞いて正しい評価できるわけないでしょう?

脚本見たわけでもないし、演出家の考え方を聞いたわけでもないのだから、全体の中でどういう役が最適なのか?又は視聴者が思っている思い込みを壊す様な設定なのか?それすら分からないのに、何が言えるんだ?
脚本や演出家の意図をどれだけ体現できるかが「演技力」だと思うけれどね。


ひとつだけ言えるとしたら、その愚かな視聴者に阿てレベルを下げて分かり易い設定と脚本しか企画会議が通らない世界になってしまっているのだと思う。
そんな低レベルのドラマで何が演技力か?と言いたい。

調査方法:gooランキング編集部にてテーマと設問を設定し、gooランキングが提供する投票サービスにてアンケートを行いその結果を集計したものです。
投票合計数:938票
調査期間:2022年12月08日~2022年12月22日

誰もが知っている有名舞台監督、蜷川幸雄、野田秀樹、松尾スズキ、宮藤官九郎、つかこうへい、宮本亜門等にしても、想定される観客の質に合わせて演出していると思うが、割と常連も多いのでテレビドラマの視聴者よりはるかに演劇リテラシーは高いと思う。
そういう前提でなら俳優の演技力を論じても良いと思うけれどね。
それにしても、朝ドラの顧客の想定水準が低すぎる。
近年の大河も「鎌倉殿の13人」が超人気だったと言う事から、個の視聴者リテラシーは合格点ギリギリなのかと思う。

極端な話、魂を込めた企画・脚本を基に、魂を込めた演出を考え、それに呼応する様な魂を込めた表現を迫られてこそ初めてそれを評価できる環境になると思う。そういうドラマの環境前提がみな同じで、ぎりぎりの状態で迫られて初めて比較ランキングできるんじゃないのか?

愚民にお手軽にアンケートして、「演技力」のランキングを作るなと言いたい。好き嫌いなら許せるんだけれど。

結果見ると、好き嫌い、しかもお顔が微妙な女優さんが1・2。

要は、嫉妬に狂ったF1層F2層にアンケートしたのだよね。



終わり

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