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♯3 メリーさんの羊 ジュリーさん

普通の会社の創業者が2代目の社長に望む事は、「何もするな!資産を守れ!」。
そう言われた2代目ジュリーさんは、親のメリー喜多川さんの言いつけを守っているのでしょうかね?それとも、親への反発なんでしょうか?
いづれにしても、経営学オタクとしては目を離せませんね。


【前書き】

そもそも筆者が芸能界の事を扱っているのは、マーケティングが劇的に変わって行く現在、一番先頭で影響をもろに受ける領域であるし下衆な芸能マスコミが取り上げやすいのでその様が見えやすいから。

一方、一般企業の内部の変化は関係者じゃなければ見えてこない。



1.メリーさん 「稼業を守れ」

「去りたい人はどうぞ」メリー喜多川さん他界でジャニーズは“少数精鋭”へ 経営基盤は盤石

メリーさん、今の状況を見通していたような話。

ジャニーズに近い芸能プロ関係者は「事務所はこれまで蓄えてきた収益だけではなく、都内に複数の不動産を抱えるなど数千億円規模の資産があるとされます。なので経営は極めて盤石ですが、タレント数を絞って少数精鋭でやっていく方針です。ジャニーズJr.の定年制もその伏線。去りたい者は“どうぞどうぞ”というスタンスらしい。たくさんいると問題を起こすヤツも出るので、ネット時代ではリスクでしかありませんからね」と話す。これも時代の流れなのか…。
 また、別の芸能プロ幹部は「メリーさんが一線を離れてから時間もたっているし、ジャニーズとして世代交代がきっちりできているので、亡くなったことで大きな影響はないと思います」と言う。
 豊富な資産、そして“選択と集中”で経営は盤石のようだ。

東スポWeb

邪推だけれどメリーさんは、ジュリーさんの経営者としての資質に疑問を持っていたのではないかな?
SMAPのマネージャー飯島さんとジュリー氏の喧嘩を見ていたら誰でもそう思う。
自分の劣等感からくる嫉妬と危機感から激情する様な奴に発展的な経営は無理。ジュリーさん、株をほとんど持っているなら優秀な飯島をおだてて、滝沢をおだてて、事業やらせれば衰退どころかもっと強くなっていたんじゃないの?
それも分からない処に、SMAP以降のドタバタの一番の原因が有るのでしょ?

ジュリーさんは言いつけを守って、滝沢氏の攻める経営に危機感を抱いたことは推測に難くない。



2.ジュリーさん、滝沢氏に去られて体制擁護派(保守派)をかき集める


★東山紀之 経営の近くで有利なポジションを保持していたい

電撃退社の滝沢秀明氏は「信念を貫いた」 井ノ原新社長には「陰ながらサポートしたい」


★中丸雄一 足元を見るとジュリーさんを擁護せざるを得ない。擁護しても何も得られないけれど。


★放送作家で芸能コラムニストの山田美保子氏がさりげなく擁護 

脱退を発表した3人について「世界進出への気持ちのズレ」としたうえで「世界進出はジャニーさんの悲願だった。55年前、ジャニーズの第1号、ジャニーズの皆さんが渡米していて、全米でヒットチャート1位になった曲を歌い損ねている。ほかのアーティストが歌って、全米1位になっているんです。そういう思いをジャニーさんは抱えていたし、キンプリはジャニーさんとお話する機会が多かったグループなのでジャニーさんの気持ちを痛いほどわかっていたと思う」と見解を示した。  そのうえで「残る2人が海外のことを思っていなかったといったら、それは違うと思う」とも。「グループを残す、それもジャニーさんの悲願だったと思います」とエールを送った。

続く




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