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一言言いたいだけ!♯58 オタクのせいで声優業界が悲惨に…現役声優も苦言「アイドル化がすごい」【生田絵梨花も参戦】

日頃目にする様々な事件や社会現象やマスコミの発言等に一言いいたいだけ。根性入れて批判したり戦うつもりはありません。爺の愚痴程度に思ってください。シリーズ化します。


♯58 五十八回目は

【一言】
レジェンド声優・三ツ矢雄二。
残念ながら、「声優のアイドル化」は、それを喜ぶファンが多いからであって、嘆くだけならいいけれどどちらかを選択させる方向の言動は、仕事無くなるから辞めた方が良い。
テレビを中心としたエンターテイメント業界全体が大きく変化して行くので、現在の処は嫌でも共存して行くしかない。

まず「今みたいに全ての声優さんが歌を出し、踊り、芝居もして…みたいなことは、僕たちの時はなかった」と語ると、「それが変わったのは2.5次元ミュージカルが流行り出した頃と、深夜アニメが増えたこと」と声優の〝アイドル化〟を指摘する。

続けて、「『声で芝居をする職業』という部分が二の次、三の次になってる」「オーディションすると、『あなたはグラビアに出られますか?』『歌を歌えますか?』と聞かれる。それができない人はキャスティングされないことも」などと現状を分析。

同じくベテラン声優の榎本温子も、「だんだんアニソン歌手から声優が歌う文化になってきて、今はアイドルグループを組んでいる」「男性声優もアイドル化がすごい。ちょっと下の世代の子に聞くと、アイドルを5つやっていて、『少ない方だ』と言う」などと三ツ矢に賛同した。

そして、こうした不適切な現状について、三ツ矢は「声優ブームが一旦収まることが必要」「聖子ちゃんや明菜ちゃんのアイドルブームは一度去った。同じように、アニメ・声優ブームも落ちつくか去っていかないと、やはり新しいシステムは成り立たない」と持論を展開する。

声優業界の不健全性はオタクのせい!?
また、三ツ矢は「今30代や40代で残っていられる声優さんは先があるけど、20代でバタバタしている新人の声優さんはある意味、明日がない」「今のブームになってから、アニメや洋画の声優、ラジオのDJなど『マルチに活躍したい』って判を押したように言ってみんな入ってくる。そういう仕事があればやって、自分の首を締めちゃって自滅する」と、声優の〝マルチ化〟に警鐘を鳴らす。

「1回これをチャラにして、『声優は裏方で芝居をする。そのキャラクターを生かしていく仕事なんだよ』という根本に、使う側も戻ってもらいたい」と訴えかけた。

この指摘に、ネット上には

《出演したキャラのイメージを崩さないために顔出しNGにしてる声優さんは職人だわ》
《声優なんて使い捨ての道具だ バンバン使い潰して体壊させて次を消費していこう》
《これはホント思う 声優をアイドル化すんなよ》
《いまやライブ活動のほうが収入いいだろ 声だけで食っていける声優が何人いるんだよ そりゃライブに人呼んでグッズ買わせたほうが声優は儲かるよ》
《まぁこうやって問題視して取り上げてくれるだけ恵まれてるけどな その辺の名無しのオッサンリーマンが心身ともに追い込まれる現実には、誰も気にしないわけだしな》

など賛否が。昨今の明らかに異常な声優ブームに、一石を投じることになった。

「声優界が不健全なのは、ハッキリ言ってオタクのせいです。声優が演技レッスンそっちのけでアイドル売りするのは、オタクの需要に応えるため。
でも、オタクは熱愛が発覚した途端に誹謗中傷するのですから、メンタル不調にもなりますよ。
また、『○○ちゃんが(自主規制)を促す』『○○ちゃんの(自主規制)を加湿器にかけたい』とか、気持ち悪い書き込みを大量にするのも病ませる原因。オタクがスマートな応援をするようになれば、業界の浄化も質向上も図れます」(声優専門家)

オタクの需要に応えようとした声優業界も、過激な要望を押し付けるオタクもどっちもどっち。
ようは自業自得だ。

【筆者のコメント】

歌とか声優とか俳優とか中途半端なスキルで金儲けしようとする、供給者側(製作者や芸能事務所やマスコミ)の問題が一番大きい。声優が話題になれば『未熟な声優もどき』で荒稼ぎしようとするヤクザな稼業の業界の問題。
もちろん、それなりのスキルやマインドが無ければいずれ消えて行くだろうが、供給過剰の状態なので、供給者側は困らない。

アニメ製作者だって、集客力を考えたら有名芸能人に頼りたくなる。
TVに出演してプロモーションもしてくれたり、試写会も俳優目当てに取材陣がわんさか来るなら、ギャラが折り合う範囲で有名俳優使いたくなる。

生田絵梨花、ひぽぽ役の評判が良いし宣伝でバラエティーとか出演して告知もして、取材もたくさん来てネットニュースにも取り上げられて、次もオッファー来るよね。

原作の原ゆたか氏や制作サイドからラブコールを受け、出演が実現した。

その姿について、緒方隆秀監督とともに生田の演技指導にあたった音響監督の三間氏は「(生田の)印象としては怖いぐらいの才能でした。(アフレコの)回数を重ねるごとに良くなってくるので、どこをOKにするのか非常に悩みました。
末恐ろしい方だな、というのが第一印象でした」と振り返る。

何しろ、歌が抜群にうまい。その上声の演技も上がって行けば、既存の声優さんに嫌われそうだ。

アニメ顧客が喜んで受け入れるなら、声優専門家である必要は薄くなる。
今の処声優個人としては、賢く生きて行くしか方法はない。

終わり

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