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デズニー映画ウイッシュの日本での興行収入は、27.5億円(25日間)。ヒットしています。【生田絵梨花】

1.【筆者のコメント】
全世界大コケの『ウィッシュ』日本ではヒット。
日本国内興行収入ランキング1位『アナと雪の女王!』254.6億円には到底かなわないでしょうが、近年デズニー映画の興収が低迷している中、健闘していると思う。
生田絵梨花の猛烈な露出のプロモーション効果もあって、最終50億円程度には行きそうです。

個人的には、日本人は思った以上に「シンデレラコンプレックス」の傾向があり、『ウィッシュ』はシンデレラ的ヒロインではなく、芯の強い自立して少女であり、自分で切り開くタイプなので、その意味で興収が悪い。

特にポリコレ(人種差別)を意識しない傾向も高い。
ポリコレ意識が高いのではなく、他人から指摘されれば「これ黒人なの?」と言ってしまう様に人種への嫌悪感は無い。
そうは言っても、白人北欧人種は好きなので、『アナと雪の女王!』が大ヒットした要因の一つは北欧の王女様だから。

日本だけでなく世界の女性は、強い女性へのあこがれは少なく、生まれ育ちが良い王女様ヒロインが気なんだろうと思う。世相は揺れ動き、少し保守化に向いている。



2.ディズニーアニメ映画の日本国内興行収入ランキングトップ10!1位はアナと雪の女王!

2023.09.21

★ここでは日本国内における、ディズニーアニメ映画の興行収入ランキングのトップ10を紹介している。
栄えある1位は『アナと雪の女王』で、2位は『ファインディング・ニモ』、3位は『トイ・ストーリー3』だ。

トップ10は2014年以前

1位 アナと雪の女王 (2014)  [254.6億円]
2位 ファインディング・ニモ (2003)  [110.0億円]
3位 トイストーリー3 (2010)  [108.0億円]
4位 モンスターズ・インク (2002)  [93.7億円]
5位 ベイマックス (2014)  [91.5億円]
6位 モンスターズ・ユニバーシティ (2013)  [89.6億円]
7位 Mr.インクレディブル (2004)  [52.6億円]
8位 カールじいさんの空飛ぶ家 (2009)  [50.0億円]
9位 ダイナソー (2000)  [49.0億円]
10位 アラジン (1993)  [42.5億円]

※モアナと伝説の海 (2017) [51.6億円] が上記ランキングに記載されていないのが謎。


★公開日=日本。興収=興行収入[億円・億$]。評価=主要レビューサイト100換算平均。*配給収入を55%で仮算


「ウイッシュ」は、下記の「アラジン(アニメ版) (1993) [45.4億円]」興収には届くだろうと思います。
●アラジン(アニメ版) (1993) 
 [45.4億円]
●ライオン・キング(アニメ版) (1994) [35.6億円]
●塔の上のラプンツェル (2011)
 [25.6億円]



3.『SPY×FAMILY』は期待外れ?『ウィッシュ』ヒットの日本はディズニー大好き?戦中・戦後映画が集中!冬休み興行収入2024


2024年度冬休み映画興行の振り返り。

20240106

★『SPY×FAMILY』は期待外れ?

この冬最大のヒットはオープニング3日間だけで12.24億円を稼ぎ、最終興行60億円超えも期待出来る『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』だが、一部では『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『ONE PIECE』級の興行収入100億円超えのヒットが期待されていたようで、その意味では「肩透かし」との声も少なくない。日本映画で興行収入100億円超えなど一昔前は宮﨑駿監督作品以外あり得ず、ジャンプアニメの興行収入も一部例外を除けば基本的に良くて10億円台後半程度の時代を振り返れば、ここ10年の「新海誠監督映画3作品連続100億円超え」と「人気のテレビアニメの劇場版がコロナ禍以降次々と100億円突破」によって、随分価値観がインフレしたものである。その意味では「『SPY×FAMILY』は100億円突破できなさそうだから期待外れ」との風潮はちょっと可哀想ではある。
本作がある種の「興行的肩透かし」となっている要因の一つに近年の「原作と密接にリンクしたジャンプアニメ映画」路線ではなく「良くも悪くも一昔前の原作に影響を与えないオリジナルストーリーが展開されるジャンプアニメ映画」路線が「盛り上がるに欠けているのではないか」と指摘されている。

また「想定より若者や中高生が集まらず、ファミリー層がメイン」との指摘もあるようだが、本作の原作はベテラン作家が「ヒットを狙って描いた」作品故に、若者視点ではある種の保守的な作風が「物足りなく」思え、『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』と同じような熱量でハマれるほどの魅力を作品から感じれなかった人が多かったのではないか、と感じる。中高生に関しては「高校在学中辺りでおさまるけど、小学校高学年辺りからアーニャみたいな子供ウケ狙ったキャラって、あざとく感じて距離置きたくならない?」みたいな感覚が共有できる人なら、中高生に思いの外ウケてない理由は何となく分かると思う。そのため「興行的肩透かし」の理由は「ターゲット層が意外と狭かった」なのだろうけど、勝手に期待を大きくしてた人が多いだけで、個人的には「こんなもんじゃね」感は強いし、客観的評価としても大ヒットであることは間違いない。



★全世界大コケの『ウィッシュ』、日本ではヒット

「100周年」の「00」が「♾️」のディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』は全世界・全米共に信じられないくらいの大コケとなっているが、日本では最終的に30〜40億円が狙えるヒット。

日本は全米では大ヒットも中国・韓国など世界興行では大コケだった『リトル・マーメイド』は約34億円、全世界で大コケした『ホーンテッドマンション』も約22億円のヒットを記録していた。

アリエルの黒人キャスティングが物議を醸した『リトル・マーメイド』公開時にSNSの海外のアンチっぽい垢が同じく海外の垢による日本でのヒットを「日本は実写のアリエスを愛してくれてる!」的喜びの投稿に対して「日本はディズニー大好き国だから」と嘲笑するようなリプを送っていたのを目にしたが、この結果を見ると本当に日本はディズニー大好き国なのかも。

ディズニーのCEOは立て続けの興行不振の理由を「ポリコレ」と見ているようだが、正直「そういう問題なのか?」感はあるし、コロナ禍初期に劇場を切り捨て自社のサブスクでの配信に舵を切った影響をどのように捉えているのかも気になるところ。

ちなみに日本での『ウィッシュ』の評判はそこそこだが、個人的にはこれまで民放の音楽特番でディズニーソングを披露していた生田絵梨花が吹替声優としてInstagramで宣伝してる姿が楽しそうなので「いいんじゃね」という気持ち。



■ウイッシュ興収観客動員数の推移

貴重なサイトです。



2023年12月24日から2024年1月8日迄の年末年始期間に15.3億円(15日間)。
今後1ケ月~2ヶ月で40億円程度には届き、最終50億円程度には届くと思います。


終わり

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