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【日本の映画市場】日本の音楽市場ではJ-POPが洋楽を蹴散らした。それと同じ様に邦画が洋画を凌駕した。

1.【筆者のコメント】
音楽も洋楽が馬鹿みたいに流行ったのは1970年代~1980年代だったが、1990年代以降J-POPが洋楽を蹴散らした。

音楽でもゲームでも映画でも、全ジャンル・全世界の全顧客をマーケティングして意識して製作するコンテンツなんてつまらないのです。

今時のコンテンツは、特定のジャンル・特定の国・特定の顧客に刺されば良いんじゃないの?
深く刺さるコンテンツは普通規模が小さいので、ハリウッドが出来なくなった。

日本の製作会社は日本規模、例えば30~40億円の興収で大満足。
つまり、規模じゃなく特定の顧客に刺さる企画・脚本・演出・役者が揃えばできる。

ハリウッドはスター様のギャラだけで40億円とか言っているから面白くなくなる。それだけ投資したら全世界で1000億円の興収を期待されるので、日本の興収ではハリウッド製作者側の期待の興収にはなれない。

誰にでも面白いモノはもうない、だからハリウッドは面白くない。
放映して見たら結果として規模が大きくなったという位でないとね。


根本的にはそれと同じ現象。質の良いアニメが日本の実写映画のみならず、ハリウッド映画を凌駕してしまった。
日本のアニメが戦略的に世界を意識して作るようになったのは「鬼滅の刃」位だろうが、「君の名は」が世界で見られるなんて誰も思っていなかった。
2000年位にデズニーが「スタジオジブリ」を買収したのは、さすがディズニーは戦略的だと思ったのを覚えている。
その時代から日本アニメが世界を席捲する萌芽があったという事。



2.【海外の反応】ワシントン・ポスト「世界でヒットしても日本では通用しない!」日本のみで起こる不思議な現象にハリウッドが困惑…外国人「日本は一体どうなってるんだ!?」【ニッポンノココロ】

ニッポンノココロ  2024/05/16


ジブリの「君たちはどう生きるか}はアカデミー賞を授与した。

実写映画も

製作費300万円

1980年代後半から1990年代前半にかけての日本では日本のCMにハリウッドスターが数多く出演した

2022年の映画興行収入
        年間興収  国民人当たり観劇料
1位:中国   7500億円   (563円)
2位:アメリカ 6600億円   (2200円)
2位:日本   3000億円   (2500円)

音楽でもゲームでも映画でも、全ジャンル・全世界の全顧客をマーケティングして意識して製作するコンテンツなんてつまらないのです。

日本人にとって、この世界観はしょっとね?キャラクターも可愛くない。
この程度なら、日本映画界でも創れそう。

理由の一つが日本映画の質の向上はあるだろうが、それより「日本食が最高」という感覚と同じ。アメリカでおいしい飯食おうと思ったら高額レストランだけれど、日本は牛丼から上手い。

ハリウッドが日本人向け映画を創れば、日本でヒット(興収40億円規模)する。もしかすると、世界でヒットするかも。
だから、SONYがパラマウント・グローバルに対し買収を仕掛けている。

要因の一つ

世界的なトレンドで、アメリカ的価値観を押し付けられる事に反感を持つようになった。だから、中国やロシアに近づいたり、グルーバルサウスの米国離れ、アラブ社会からの米国への反発等、同じ事です。
日本だけでしょうね。世界の文化や世界の料理等を吞み込んで、いつの間にか世界一になってしまう国民って。
日本的コンテンツの製作法をハリウッドに移植する事が復活の秘訣。

1000億円の興行収入を狙うから・・・既存顧客を裏切るコンテンツが創れない。

要は、芸能人のすべてを暴いて晒す事で、スター様ではなく自分に近い下衆な一人と深層心理で認知する。スター不在はこれからも続く。
掘っても掘っても未だ何か出て来る人なんかめったにいない。
しかも、その事に真っすぐな人。大谷翔平な様な人出てこないでしょう。

いつでも安く見れるコンテンツの消費者側から見た価値は下がり続ける。

1996年のシェア

2023年のシェア



3.【解説】ハリウッドが墜ち、日本アニメがのし上がる理由

NewsPicks編集部 NewsPicks編集部  2023/7/17

2023年7月14日、宮崎駿監督の映画『君たちはどう生きるか』が公開された。

タイトル以外、事前告知のない状態での公開だったこともあり、公開前から「ジブリの新作」がツイッタートレンドに入るほど、話題になった。

ジブリ作品に続くように、近年日本アニメ映画を中心にいくつもの映画が大ヒットするようになった。

今年公開されているだけでも『すずめの戸締まり』『THE FIRST SLAM DUNK』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などが国外でもヒットしており、国内の映画の興収を見ると近年公開された作品が上位をしめていると気づくだろう。

その背景には日本のマンガやアニメ人気が広がったから、ということだけではない、構造的なビジネスの変化が関係している。

中でもハリウッド映画の勢いが失われつつあることが影響している、と指摘するのは、映画・音楽ジャーナリストで、「ハリウッド映画の終焉」の著者の宇野維正氏だ。

なぜハリウッドが終わろうとしているのか。なぜ、日本のアニメのヒットに繋がるのか。ロングインタビューをお届けする。

INDEX
ハリウッド映画が減っている
・アバター最新作 歴代3位のわけ
・「日本アニメ」にチャンス
・「パラサイト」の異次元さ
・「ティーンムービー」に可能性あり
・ガラパゴスな国「アメリカ」
・日本映画も捨てたもんじゃない

ハリウッド映画が減っている

──宇野さんは、著書『ハリウッド映画の終焉』で現在のアメリカの映画界の問題を様々な角度から考察されていますが、そうしたハリウッドの動きは、日本にどのように影響しているのでしょうか。
世界の映画産業、特にハリウッド映画に関しては近年いくつかの大きな流れがあります。
そもそもハリウッドのメジャースタジオの製作本数が減少しているのが、まず目に見える変化です。
2002年のハリウッドのメジャースタジオ作品は、年間140本公開され、約15億人を動員していました。それが、2022年には73本、約8億人にまで。
20年でおよそ2分の1の規模に減少していることがわかります。


★以降、有料記事なので記載できません。


終わり

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