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『乃木撮』がヒットする一番重要な事は、メンバー同士が仲が良い事。日頃から冠番組でも、仲の良いメンバー同士の動画でも、仲の良さがあふれ出ているかどうか。騙せないよ。

全ての写真がメンバーの素ではないが、日ごろからの関係性が現れているかどうかはファンが知っている。メンバーのファンが知っている姿であればあるほど、つまり真実に近ければ近いほど売れる。

このメンバーならこのメンバーの素を映せるだろうとファンが思えば、その映された写真は素に近いと思える。高山一実の人中を西野七瀬がいじっていそうだ。松村沙友里だから、白石麻衣のY字バランスの瞬間を捉えた一瞬がファンにとって納得できる一枚になり人気の一枚になる。
いつも一緒にふざけている生田と真夏だから、乃木撮の中の一枚を取り出してそれすら面白くプロモーションできる。

その乃木撮の一枚を基にふざけるいくまなが遊んでいる。
これがSNSで拡散されて見たくなる最良のプロモーションになった。

(動画より分かり易いと思ってなべりょうさんが書く漫画にした)

なべりょうさん:高山一実と西野七瀬の一瞬を基に人中が出ない生田をからかう真夏
なべりょうさん:まいやんのY字をやらせて無関心となる遊び


★白石麻衣の生田絵梨花への愛溢れる1枚。

ミュージカルとの掛け持ちで疲れ切って寝入っている生田絵梨花のカチ寝姿。生田の白石への信頼と白石の生田への愛が無ければ載せられられない。

★生田絵梨花がめったにしないメンバーへのキス姿はレア。

それを知っている白石は、誇らしいはずなのになぜか片目つぶっている。
白石のこの時の感情は謎。と言うか、美人だな。

★乃木坂を創った代表の白石と生田と、「乃木坂らしさ」を引き継ぐ与田(3期生)と遠藤(4期生)



■『乃木撮』シリーズ、なぜ乃木坂46写真集史上最大のヒット作に? アイドル写真集としての画期性を考察

リアルサウンド 2023/1/26(木)

乃木坂46の写真集『乃木撮 VOL.03』が、1月24日に発売されて以降、Amazonのタレント写真集ランキングで1位になるなど大ヒット中だ。『乃木撮』シリーズは、乃木坂46のメンバーがお互いの素顔を撮影したオフショット写真集で、過去2作の累計発行部数は50万部を突破、乃木坂46の写真集史上最大のヒットシリーズとなっている。


■30万部突破した 乃木坂46の『乃木撮』はビジネスモデルを学ぶ宝庫だ (榊裕葵 社会保険労務士)

シェアーズカフェ・オンライン 2018年07月19日

本稿においては、『乃木撮』が大ヒットした理由を3つの観点に整理して説明したい。

①「裏側」を見せることの価値

第1は、『乃木撮』がアイドルの「裏側」をテーマとした写真集という点だ。
アイドルは従来、テレビやステージ上で輝いているからこそアイドルであり、プライベートや素の姿を見せるものではないと考えられていた。
アイドルの写真集といえば、リゾート地などに行って、プロのカメラマンがポーズや表情にまでこだわり抜いて撮影するのが通常であろう。
『乃木撮』はこういった既成概念とは対極にある写真集で、メンバー同士が楽屋やプライベートでの様子を互いに撮影し、それを惜しみなく掲載している。

「普通では見られないはずの、トップアイドルの素の表情や私生活が垣間見られる」という希少性に、多くのファンの方が価値を感じたということではないだろうか。

このように「通常は見せない裏側を、あえて見せる」ことは多くのビジネスにおいて、商品やサービスの価値を高めることにつながる可能性が高い。

②コストダウンを逆にプレミア感に
第2は、「コストダウンを逆にプレミア感や顧客満足度につなげている」ということだ。

しかしながら、この写真集に「メンバーが相互に撮影した写真である」という前提条件が付くことで、「質の低い写真を使っている」という批判ではなく、逆に「臨場感が出ていて微笑ましい」という満足感につながった。

また、全ての写真に撮影者のメンバー名と、メンバーのコメントが添えられていることによってさらに満足感が高められた。

③SNSでファンを巻き込んだマーケティング
第3は、SNSを活用した巧みなマーケティングである。
『乃木撮』は6月26日に発売されたが、これに先んじて4月6日にtwitterアカウント『乃木坂46写真集 乃木撮【公式】』が開設された。


【上記記事に対する筆者のコメント】

『「①トップアイドルの素の表情や私生活が垣間見られる」という希少性』
だけでは30万部は売れない。仲の良いメンバーのイチャイチャを見たいのだ。

『②コストダウンを逆にプレミア感に。全ての写真に撮影者のメンバー名と、メンバーのコメントが添えられていることによってさらに満足感が高められた。』
満足感ではなくて、信頼性が高まった。常日頃仲の良い事が認知されているから、ありそうだと信頼できる。これは『乃木撮』で本当に重要な事。

『③SNSを活用した巧みなマーケティングである。』
『乃木撮』は6月26日に発売されたが、これに先んじて4月6日にtwitterアカウント『乃木坂46写真集 乃木撮【公式】』が開設された。
それだけで売れる訳はない。上記で例示(なべりょうさん)したようにメンバーがそのプロモーション動画自体で仲の良い処、ふざけている処を惜しげもなく出してくるから、それは購入したくなる。


顧客層の分析
乃木坂オタク(=女性に持てない男達)は最大10万人。
個人写真集は、そのメンバーのオタクしか購入しないので、数万人のオタクが2部ずつ購入しても10万部程度の売り上げになる。
その中で20万部売れているメンバーは、4人しかおらず、そのメンバーは乃木オタ以外に顧客層が少し広がっている。

乃木撮は、上記個人写真集とは購入する構造・購入動機が異なっている。
コアな10万人の周りに、ライト層が10万人程度存在している。
10万人のコア層は人数の変動は少ないが、ライト層は大きく変動する。
コア層が「乃木撮」を2部購入数する事は少数派だからこの層で10万部程度の売り上げになる。
一方、ライト層の購買意欲を掻き立てると20万部を超えて来る。
ライト層が乃木坂46を支持している最大の要因は、「メンバー同士が醸し出す癒し空間」が好きだから。

メンバーや運営やカメラマンが創った姿ではなく、本当にやっていると思われる事がより重要。どれだけ仲良く楽屋で過ごしているかを信じられるかがキモとなる。だから癒される。
アイドルオタク(=幼い持てない少年達)は騙せても、普通のどちらかと言うとモテる20代・30代にまで、特に女性客にまで購買層を広げられたのは、日ごろのメンバーの仲の良さが信じられるから。

つまり、「乃木撮1」はそれがピークに当たったから35万部以上売れた。

「乃木撮2」の販売数が25万部に落ちたのは、
「乃木撮1 2018年6月」から「乃木撮2 2019年12月」までの時間が短すぎた為、潜在欲求が高まらないうちに販売してしまった。売り急いだのは、乃木坂運営か出版社のビジネス的な話だと思う。
それに加えて、1期生メンバーが卒業してしまいそのメンバーのコアファンも卒業してしまったので、購入数が落ちてしまった。


■だから、乃木撮の販売数が人気のバロメーター。

寝込んでいる姿とか、あり得ない変顔でオチャらけている姿とか、ファンが見たい姿がてんこ盛りであり、その仲の良さの度合いが売り上げに反映する。


★【2022】乃木坂46のおすすめの写真集15選
歴代の売り上げランキングも
ランク王 
2022/12/22 更新

国民的アイドルグループ乃木坂46の写真集は非常に人気があります。この記事では、乃木坂46の人気メンバーのソロ写真集を含めたおすすめ15選や、卒業生を含めた歴代の乃木坂メンバーの写真集の売り上げ部数ランキングなどを解説しています。新刊のチェックの仕方や無料でも見られるのか?といった質問にもお答えしています。

一般的に写真集は1万部売れれば成功と言われているなかで、乃木坂の写真集の多くはそれ以上売り上げている人気写真集です。そんななかでも10万部以上売り上げている大ヒット写真集を以下にて紹介します。ぜひ購入検討の際の参考にしてください。(2021年4月時点)

売上ランキングタイトルメンバー累計売上部数

余談ですが、メンバー別の卒業記念写真集も売れています。

10月28日に乃木坂46を卒業した白石麻衣の『白石麻衣 乃木坂46卒業記念メモリアルマガジン』(講談社)が、週間11.9万部を売り上げ、10月30日発表の最新「オリコン週間BOOKランキング」で1位に初登場。

5月30日発表の「オリコン上半期BOOKランキング2022」の「写真集」では、「生田絵梨花乃木坂46卒業記念メモリアルブックカノン」が期間内売上11万8086部で2位にランクインし、女性写真集で1位を獲得した。

この二人の写真集と乃木撮は講談社販売。出版不況の中どれだけ助かったか。


乃木撮03が乃木撮02の売り上げを超えられるのだろうか?


終わり

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