見出し画像

1年前には乃木坂衰退説があったが、2023年に入ってそういう記事すら書かれなくなったのは、10周年記念ライブ日産スタジアムで2日間14万人動員しかからか?


今の乃木坂46の問題は、露出を増やして認知度を上げても、規模を追いかけても、金を使ってくれる顧客が増えない事が大問題。何故なのか?


1.規模で衰退説を打ち消した?

★乃木坂46、10周年記念ライブ日産スタジアムで2日間14万人動員 生駒、白石、西野らOGも登場

日刊スポーツ 2022年5月16日

乃木坂46が15日、横浜・日産スタジアムで、デビュー10周年記念ライブ「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」の千秋楽公演を開催した。全メンバー44人がフル出演し、節目を祝うお祭りで、客席を埋めたファン7万人を沸かせた。
冒頭、今年2月に加入した5期生が登場、4期生、3期生と順に続いた。3期生の副キャプテン梅澤美波(23)は「行くぞ~、日産スタジアム!」と叫び、2期生鈴木絢音(23)は「皆さ~ん、お元気ですか!」と呼び掛けた。1期生の齋藤飛鳥(23)は「10歳のバースデー、皆さんたくさんお祝いしてください!」とアピール。大きな拍手を浴びた。

初日公演では生駒里奈(26)や伊藤万理華(26)、2日目には白石麻衣(29)西野七瀬(27)ら、2日間で7人の卒業生が登場した。1期生の樋口日奈(24)和田まあや(24)はじめ、涙を流すメンバーもいた。齋藤は「私たち1期生は出会ってから10年以上の付き合いになります。なんだか言いようのない、特別な愛情が生まれてきています。みんなのことを考えるだけで涙がでそうになったりして。こんな感情になれたのも、10年頑張ってきたからかな」とほほ笑んだ。


★その件については、過去記事をご参照

いよいよ飛鳥も卒業して、来年2023年は3期生4期生の真価が問われる。
それを前提にインタビューに答えているのだが、そういう質問する側にもある「乃木坂46」はどうなって行くの?と言う疑問点に応えようとしているのは判る。
しかし、今の乃木坂は明確な目標を持てずに維持する事が目標になってしまっている。



2.成功は衰退の始まり


①「チーズはどこへ消えた?」成功は衰退の始まり

森 健太郎/ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー2022.11.17


見たいものしか見えなくなる

「現実を直視せず、変化を受け入れない」小人の様子は、変化に直面した企業や個人の多くが経験する典型的な反応とも言えましょう。読者の皆さんの周りでも、心当たりがあるのではないでしょうか。

その際にやっかいなのが、「大きな成功を収めれば収めるほど(手に入れたチーズが大量であればあるほど)、その後の変化に対応することが難しくなる」という点です。
「失敗は成功のもと」と言いますが、「成功は失敗のもと」「成功は衰退の始まり」といったことも言えるのではないでしょうか。



②新たな手をうったつもりだが・・・・

★衰退期に入った乃木坂46。運営の打った起死回生の一手に賛否両論が噴出。

ronmel  2022年2月21日

今回の抜擢が乃木坂にとって吉と出るか凶と出るかは分からないが、澱んでいた池に大きな波紋を起こしたこと、そして追う背中が無くなった乃木坂とファンに新たな熱を抱かせたことは間違いないだろう。

残念ながら、結果は凶と出ました。


★『乃木坂46』トップアイドルから陥落?“10年限界説”に現実味…

まいじつ 2022.02.06



③乃木坂46のライバルになる可能性が高いアイドルユニット「ブルーベリーソーダ」が「天使が通る」でメジャーデビュー

「ブルーベリーソーダ」は、秋元康がこれ以上成長しない「乃木坂46」を見限って力を入れているグループ。
単純に乃木坂46に飽きたんだと思う。



将来ドラマで活躍する女優を発掘・育成するオーディション「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』で輩出してきたメンバーたちが、今後「ブルーベリーソーダ」というユニット名で多岐にわたってさまざまな活動をしていことが決定。そのユニット活動の第一弾として、「『私が女優になる日_』season2」(毎週土曜夜0:58-1:28、TBS系※一部地域を除く)のエンディング曲「天使が通る」が、12月11日(日)深夜0時より配信スタートする。

2代目GP・幸澤沙良は“よるおびドラマ”で主演デビュー
同プロジェクトは、将来ドラマで活躍する女優を発掘・育成するべく2020年に発足し、2022年に行われたシーズン2では、視聴者投票を中心に選考を実施。応募総数約5500人の中から幸澤沙良がグランプリに輝き、現在放送中のよるおびドラマ「差出人は、誰ですか?」(毎週月~木曜深夜0:40-0:55、TBS系※一部地域を除く)で連続ドラマ主演デビューを果たした。


【筆者のコメント】乃木坂46の創成期の匂いがする。

但し、橋本、白石、松村のご三家に相当するメンバーは居ない。
むしろ、本格女優としての活動が本筋で歌は脇役だろう。それにしても、広瀬すずや橋本環奈に相当する逸材は居ないが、乃木坂46にとってはライバルでしょうね。西野や星野や堀や井上やまりか等の若いころの雰囲気。

TBSがバックについているだけに、ドラマ出演も歌番組出演も早く実現しているだけに、下済みの苦労を一緒に過ごす様なファン層は創生されないので、1期生の様な輝きにはならないと思う。
しかし、それは今の乃木坂46メンバーの全員もそうだから、表面的なビジュアルを含めたキャラクター勝負にしかならないだろう。


★プロジェクトで排出してきたメンバー達が「ブルーベリーソーダ」として多岐にわたり活動「私が女優になる日」

TBS 2022年11月28日


【筆者のコメント】

「ブルーベリーソーダ」にある最大の強みは、素人ぽさと健気に売れようとするマインドでしょうか。
現乃木坂46メンバーが失った最大のものはそれ。
乃木坂46創成期も飛び抜けた芸能人としてのプロっぽさは生田絵梨花だけで、その根拠で有る音楽性と(当時はメンバーは知らない)実績がそうさせた。それが良かった。

現在ビジュアルで飛び抜けた存在がいない乃木坂46は、バラドルとしての腕を磨いて、ゲリラ戦の様にバラエティー番組を個別撃破の方向に舵を切ったと思われる。
それが正解なんだろうね。でも、強い印象は残らないし、そのバラドル(単体乃木坂メン)を見て乃木坂46に金使おうとは思わない。
ファン側が「応援しようと思う強い動機付けがされない」のは、メンバーが苦労してその場を創造しているのではなく、有名な又は力のある「乃木坂46」に乗っかっている感しかないから。

ペットだって、ジャニーズだって、ファン側は自分で育てているから強い愛着が湧く。人間は、苦労して手に入れたモノへの愛着は強くなり、与えられたモノへの愛着は薄くなる。
つまり、「箱推し」が減って内部の競争だけが残るので力が集結されない。
例えて言うと、「成長始めた頃のベンチャー企業の熱気」こそ乃木坂46の1期生時代の強みで有った。


乃木坂46創成期は、外部に強敵がいたので内部は団結するしかなかったが、現在の乃木坂46の敵は内部にいる。


続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?