見出し画像

サッカーライターというお仕事

先日、サッカーファンには有名なライターさんがXで「ライター活動を終えます」と発表しました。
レッズの公式の記事も書いていて、かなり縁が深い方だったので僕のフォロー、フォロワーさんの多くが「残念です」という趣旨のメッセージを伝えていました。
また他にも多くのサッカーファンがコメントを残していて、色々な人に愛されていたんだなぁと改めて感じました。

「ライター」というとそれはもう色々な分野に当てはまるので、ここでは「スポーツライター」についてちょっと考えてみたいです。
人気があるライター、売れてるライター、愛されるライターってどんな人でしょう。

サッカー(他スポーツ)の記事と一言で言っても色々ありますね。皆さんはどんな記事がお好きですか?

1試合に注目したマッチレポートや、開幕前の戦力分析。シーズン途中を盛り上げる記事もあれば、シーズン終了後の総括的なものもありますね。また、選手や監督のインタビューも欠かせないし、過去のシーズンのまとめなんかも見返すとすごく面白い。

あと個人的に「選手名鑑」にあるような選手の「短評、寸評」がすごく好きなんです。インタビューの最後に載ってますよね?その人の短いまとめ。必ず確認しちゃいます。

また、それを目にする媒体も様々。そして時代と共に変わってきました。
昔はコンビニや本屋でスポーツ雑誌のコーナーに必ず立ち寄り「お!○○のインタビューある!」や「やっぱりオフシーズンの移籍市場はチェックしときたいよな」と本を手に取っていました。週刊のサッカー誌なんかだと決まったコラムが連載されていて、それも楽しみだったりしました。

今は消費者、ファンの目線から見ても大きく変わりました。
ニュースのまとめサイトから気になる見出しをクリック。
また、話題のニュースは検索しなくてもSNSで目に入ってきます。

初めに戻りますが、多分「売れてるライター」と「愛されるライター」は必ずしもイコールではないんだろうな…と感じています。

とにかく「多くの人に観られたら勝ち」という記事、多くないですか?
嘘を書いているわけではない…があまりにも「インパクト」を重視しすぎている内容を、さらに様々な書き込みがあるSNSから極端な意見だけを引っ張ってきて煽るような記事。見ていて悲しくなります。
でも、そのニュース自体を知らなかったらとりあえずクリックしてしまう。だって気になりますから。
スポーツ(には限らないんでしょうが)メディアにおいて今の「勝ち」がその手法であれば、記事そのものに嫌悪感を抱く人が増えないでしょうか?仮にその結果、熱意のあり、頑張っている人が表に出ないとしたらとても悲しいです。

僕は個人的には読んでいて書き手のわからない記事が好きです(もちろんコラムなんかは別物ですけど)。
読み終わった後「面白かった。あ、この人か!」なんていう感じで「気づかせない程度に自分の色を出す人」が好きなんだと思います。

そして、愛のある人。
サッカーを、選手を、サポーターを、文章を。
選手の紹介や言い回しなんかに滲み出る「愛」を感じるのが好きです。

どんな時代になっても事実や想いを伝える人は必要です。何があったのかを知り、自分の気持ちを高め、自分が好きなものを全世界に発信してくれる人たち。

「サッカーライター」という仕事の人たちが、まっとうに活動できる世界であってほしいし、その人たちが書く記事には事実があり、愛が詰まっている。これからもそうだといいな。


あとがき

僕がXで繋がらせて頂いてる方々にも、趣味(と言ったら失礼なのかな)で記事を書いている人が数人いらっしゃいます。僕はサッカーに関しては完全に素人なので、特にサッカーそのものを取り上げた記事は凄く参考になります(なので皆さんずっと続けてください)。

僕の父は元新聞記者で、退職後はライターみたいなことをしていたり(いなかったり)します。
僕が趣味でこんな感じにテキトーなこと言ってるのもその影響かもしれませんが、僕は(時に批判もしますが)ライターって仕事、本当にすごいと思っています。

書いたこと、読まれて批評されるって怖くもあるんですよね。お金がかかってるならなおさら。
でも読んでもらわなくては何も始まらない。

これからも、色々なライターさんから面白い記事がたくさん出てくると思います。
僕も全力で読みます。それが応援になりますから。

お読み頂きありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?