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送り出す雨

夕方から雨が降りだしました。
おそらく、この雨が桜にトドメをさして
しまうのでしょう。
無粋な雨だと口をついて出そうになりますが、
これも大いなる自然の営みと思い、言葉を飲み込みました。

桜が散れば躑躅や芍薬、それが終われば
紫陽花、その色が褪せたら向日葵…
たくさんの花々との出会いとサヨナラを繰り返し、季節は巡っていくんですね。
その巡りの流れを、雨が担っている気がしました。

ちなみに私は、秋に咲く竜胆が好きです。
色が好みなのもありますが、銀河鉄道の
沿線をかざる花、というのも理由の1つです。