【エッセイ③】オカシナ夢の話。
つい最近、眠っている間に見た夢の話をします。
( ´ ▽ ` )ノこの記事を読んでくれている方、ありがとうございます。
お相手は瀧月(たきつき)狩織(かおり)でお送りします。
《オカシナ夢の話。》
その日、眠るまで ネットの友人と あーでもない。こーでもない。……他愛ない話を通話で朝4時半までしていました。
途中、お酒を飲んだりしていてテンションがあがっていたこともあるのですが。
なかなかに、ここでは書けないような話をした気もします。ぶっちゃけ、通話していた時間が長すぎて細かいことまで覚えていないのです。
そんな感じで、さすがに時間も時間だし寝ますか。という空気になり通話は終了。
瀧月は、布団に入れば うつらうつらと眠れるタイプでして、特別、眠れなくてヤバい!!みたいなことに陥ることが少ないのです。
──趣味が【睡眠】とか書いちゃうやつですから(*´艸`)
とまあ、眠りました。そして、夢を見たのです。
(そもそも、夢というのは眠りが浅いタイミングに起こる脳の活発的な行動によるバグみたいなもの。と何かしらで耳聞きした覚えがあります。)
夢。うっそうと生え茂る木々の中をやたら低い視野でてこてこ歩く。
風は気持ちよくて、ああ、いい天気だなぁ……としみじみと感じていました。
ふと、水溜まりを見つけて覗き込みます。そこに反射で写ったのは ちんまりとした毛もじゃの生き物。手足も短く、尾っぽは長いのに毛先中心に重ためで丸んとしている。
──瀧月は、タヌキでした。
そこで思ったのです。
《あれぇ、タヌキだ。
なんでぇ?……あ、もしかして 遊び慣れた山間にある神社がタヌキの集会所 だったんですよ。の話が印象的だったからかぁ?》
そう、この〈オカシナ夢〉はネットの友人が話した思い出に影響を受けた世界だと、すぐに認識しました。
夢に見るほど、瀧月のなかで笑劇な話だったのです。
いわゆる、明晰夢(めいせきむ)という類いの夢。
──さて、常日頃から心に控えている〈冷静な側面のタキツキ〉が囁きました。
『普段、見れない世界だ。散歩、再開しよう』
大賛成。歩を進めます。
たしかに、夢の中じゃないと【人間】として生きている視野や視界で見聞きすることしか身につきません。
でも、覚えてないんですよね。
そのあとに何を見て聞いたのか。
正直、タヌキの視界ってどんなものなのか分からないので。
ほぼ、【人間】と変わらないカラフルな世界を低い位置で見たという漠然とした夢の話。
そして、この夢はイノシシの登場で幕引きとなったのです。
──木の実おいしいなぁ
鳥が与えてくれた何かの小さくて赤い実をモグモグとしていると、突如とした揺れを感じました。
──地震!?
いいえ、地震ではなく。
イノシシでした。木の実を食べているタヌキのほうにドドド…、ドドドド…と向かってきます。
──やべぇ、木の実たべてる場合じゃねェ!
どこぞのコラ画像みたいな飛び跳ねで、逃げ出します。
冷静に考えれば、逃げるより草木のあいだに逃げ込めばイイものを……
トテッ!トテッ!
ドドド、ドドドド
トテテッ!トテテッ!
ドドドド、ドドド
──もう、無理いいい!!
ドーーーン!!
小さいカラダが突き飛ばされて上がり、宙を何回転かしたあと、落下。
──ダメっ!!落ちちゃう!!
──ビクッ!!!!
不随意運動。カラダの飛び跳ね、あの不思議な『落ちる!!』という気分を味わっての眠りからの覚醒。
寝床にけたたましく鳴るアラームの音。
寝起きなのに汗ビッショリ。
ぺいっ、アラームを止め。
身体を起こすも、三角座りをして、布団に顔を埋める。
無意識に漏れるタメ息。
「夢で、良かったぁ……」
そう、一安心するものの。
アラームとして使っているスマホの表示を見やる。
──12:45
「げっ、お昼じゃん!!」
飲んだくれて眠りましたが、普通に14時から日雇いバイトを入れていた瀧月。
飛び起きて、飯を食べ、身支度をして家を駆け出しました。
正に。タヌキに化かされた一晩だったと言えます。
不思議な夢の世界。
この記事を読んでくれている方も、一度や二度ではないはずです。
そのときは、くれぐれも深入りしないように気をつけて。
〈オカシナ夢の話。〉
以上です。お付き合い ありがとうございました。
またいずれ(*>∀<)ノ))
記事 投稿日
▶2023年3月19日(日)
(記事のオープニング画像は「もとき」様の撮影された作品です。
木々の隙間からのキレイさが今回の夢で見た景色に似ていたので、使わせて頂きます。
画像を載せてくださり、ありがとうございます🙇✨)
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