いつぶり?付き添い無しで登校した娘。
ぴぃは今日、学校へ行った。
間に合う時間に起こして欲しいと言われ、1時間前に起こす。
割とすんなり起きてきた。
学校へ行ってない時と変わらず、起きてすぐにiPadを手に取りYouTubeを見始める。
あれ、何も変わらない、行く気あるのか?ないのか?
YouTubeを見たまま、朝ごはんをゆっくり食べる。
家を出たほうがいい時間の10分前に一応声をかける。
YouTubeを見て笑ったまま、iPadを片付けて着替える・・・どうやら行くらしい。
自分の支度にもたついていたら、すでにランドセルを背負って玄関に立っていたぴぃ。
ちょっと待ってと追いかける。
パパに「行ってきます」と告げ、2人で玄関を出る。
ぴぃ「ここから1人でいけるんだけど」
私「え?行ける?ママいらないの?」
ぴぃ「うん、行ける。前までのぴぃとは違う。」
私「そっか、そだな、大丈夫だね。でもママも出てきちゃったから、少し先で見送らせて。」
ぴぃ「いいよ。ぴぃ、家以外の場所の汚れ、あんまり気にならなくなったよ。家は安心したい場所だから、きれいにしたいけど。」
私「そうだね。家で安心できればいいもんね。」
少し先まで一緒に歩き、「行ってらっしゃい」と見送る。
おいおい、こんなの何年ぶりだよ、おい。
付き添い無しなんて、4年生の6月ぐらいまでかな・・・。
たかだか1時間半程度のお別れ、私からではなく、ぴぃから離れていく姿。
見えなくなるまで見送り、込み上げてきたものをグッと抑える。
こんなことで一喜一憂してたら明日はないぞ私。
すぐに帰宅した私を見てパパがびっくりしていた。
パパ「宿題なんもやってないのによく行ったね。宿題集めるときどうするつもりだろ?」
私「そんなことはどうでもいいから行ったんだよ。」
確かに、宿題一個もやらずに行ったな、って思うとなんだか面白くて2人で笑った。
下校したらすぐに上履きを買いに行く約束をしていた。
学校近くの駐車場に車を止め、待っているとサラッと帰ってきた。
「どんなだった?」とかは聞かない。知りたいけど。
話したいことは話してくれる、まず最初は何から話すのか知りたかった。
ぴぃ「学校は鬼畜!友達と近づくな、話すな。トイレは水が止まってるから入るな。久しぶりに行ってこんなことある??」
それが最初だった。
水の件はたまたまだから置いておいて、それ以外はこのご時世仕方なし。
でも、文句言ってる割に、顔は清々しくなんだか晴れ晴れとしていた。
その後も、「〇〇ちゃんと少しだけアニメの話できた。」「〇〇ちゃんに遊ぼうって言われた。」とポツポツと1時間半の出来事を話してくれた。
そして、関係ない話をしている合間に、「ぴぃ、アニメ好きな友達が欲しい」「好きな人がほしい」「乙女になりたい」と新たな欲がこぼれ出てきた。
今日学校に行ったこと、ぴぃがどう感じているかは分からない。
でも、前までとは違う自分を発見できたってことは良かったんだと思う。
明日も行くのか分からないけど、とりあえず上履きは買った。