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環境は違っても成長の速度と過程は変わらない。

今日小学校は午前中で終わりの日だった。

だったところでぴぃは目的がないので行くつもりもない。

普通に11時半ごろ起きてきて、ダイニングで仕事をする私に向かって笑顔のダブルピース。

かわいいなこのヤローと言いながら、ブランチの準備。

先週は何だか慌ただしかったけど、またこの生活が始まったんだなと、私も少し穏やかな時間を取り戻してみる。


お昼を過ぎるとインターホンが鳴る。

モニターを見るとクラスのお友達が3人立っていた。

お友達「賞状渡しにきたよー!」

と言うので、玄関まで招き入れると、お友達が玄関に立って賞状を読み上げてくれた。

先日の塗り絵コンクールで優秀賞をとった賞状。

本来であれば教室で授与される物らしいが、ぴぃは寝起きで髪の毛がボサボサの状態で受け取る。

みんなで拍手。

何だかこれも新しくておもしろい。

賞状の他に、机の中に入っていたプリント類も届けてくれたお友達。

中には、『スポフェスのかんそう』という、ぴぃがスポフェス当日に書いたらしいプリントが入っていた。

とにかくがんばった。
じぶんのぜん力をだしきった。
ダンスは少ない時間でがんばっておぼえて、ミスしないでおどれた。

と、書いてあった。

しまっていたものがグッと上がってきたけど、こらえた。

自分の全力を出し切った・・・ということが全てだと思う。

今ある全てを出し切って頑張ったぴぃを讃えたい。


そして、今日みんな宛に配られた週予定表に、担任の先生からの言葉が添えられてあった。

小学校生活最後のスポフェス、どうでしたか?先生は、今日この日がとても特別で、私にとっても最高の思い出になった一日でした。〇〇小学校の歴史に、みんなの頑張った証をしっかりと刻むことができたと思います。この2年間、がまんすることも、今までふつうにできていたことができなくなったことも、たくさんあったと思います。けれど、いろんなことを乗り越えて、今できる精一杯のことをして、みんなと最後のスポフェスをすることができて本当に良かった。33人全員で成功できて本当にうれしいです。よく頑張りました!ありがとう!

クラスみんなに宛てられた内容であることには間違いないのだが、ぴぃだけに宛てられたようにも読めて、こらえてたものが一気に溢れ出す。

ともすれば、少なくともこの2年、学校に行けている子供たちでも、我慢をしたり、ふつうにできていたことができなかったりしていたんだなと。

そして、いろんなことを乗り越えて、今できる精一杯のことをしてスポフェスに挑んだのはみんなも一緒だったんだなと。

落ち着いて考えればそりゃそうなんだけど、環境、歩んでる道が違うだけで、成長の速度と過程は学校に行っても行ってなくても変わらないんだと思った。

その集大成が、あの日、あの場所で、見れたことがより貴重なことのように思えた。

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