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ワーキングホリデーでの出来事(9~10ヶ月目、再びゴールドコーストへ)

シドニーで現実に向き合って、準備不足で過信の自分を反省し、帰国を決意しようとしたタイミングで、まさかのパン職人になるチャンスを掴むことになりました。

その流れをこちらで書きます。

シドニーでの挑戦を諦めて、帰国を考えた時、
せっかくなら自分がパン職人を志すきっかけとなった好きな街、ゴールドコーストへ行って海でも入って、ヤタラパイにも行って食べてから帰国しようと思ったんです。

ひとまず、ゴールドコーストにいてまだ語学学校に通っている友達に連絡を取りました。
「そちらに戻るよ〜」「やっとゆっくりできるからBBQとかしようよ、パーティーして飲みまくろうよ」
って、自暴自棄感たっぷりの連絡をしまくってました。

その連絡を送った、とある友人から
「パンの仕事辞めて戻ってくるの?」(←自分がシドニーで働いていると思っていたのでしょう。。。心が痛かったです。。。が、)
「ちょうど仕事探してたとこでね、こっちの求人にパン職人募集の広告みたけど、リンク送ろうか?応募してみたら?

と、喉から手が出るほど欲しかった情報を不意にもらえました。

いちお、というか、あわよくば、、いや、願わくば、、、と思って、リンク先をクリックしてみました。

そうすると、まさかの日本語表記ありの求人でした。
ありがとうよ友よ。と本当に想いましたね。
なんでもムキになって頑固に一匹狼ぶって生活するよりも、やはり知らない街や世界では仲間を持って誠実に助け合える環境は大事だと思いました。

最後のチャンスだと思い、
英語の短文に合わせて、日本語長文のメッセージを送りました。日本語が通じますように。と願いながら。。。そうすると返信が短文できました。

店主「ぜひ、来てください」

しかも日本語でした。(店主はアメリカ、カリフォルニア州生まれで日本人とのハーフの方でした)

私「ありがとうございます。シドニーから明日にでもそちらにいきます。宿泊代がないので、日帰りになります。。。」

店主「わかりました。帰りは空港へ送るので来てください。」

と、嘘のようなホントな話で面接のチャンスを掴みました。

ゴールドコースト空港について、バスを乗り継いで、歩いて、1時間ほど。

お店につきました。

軽くお話をしました。
そして空港まで送ってもらいました。その帰り際、

「では、来れるようになったら、連絡してください。お待ちしてます。」

口下手で心優しい店主と今ではわかっているので、このやりとりになんら違和感を持たないのですが、当時は、ほんとにこれって採用されるのかな?
という、シドニーで相手にされなかったが故のトラウマ的不安と心の高ぶりで変な感覚でシドニーに戻った記憶があります。

話は本当でした。
そしてパン職人生活が始まります。

働くことになったパン屋はサワードウブレッド専門店。

そうです。

ここで人生で初めて

サワードウブレッドに出会います。
(シドニーでチャンスを棒に振っておりますが、、、)


オーストラリアに来て、9ヶ月目にしてようやく、

パン職人としての生活をスタートです。


専門学校にも通ったこともなく、滞在できるVISA期間も決まってる自分が雇ってもらえたのは本当に運が良かったと思っています。


さて、ゴールドコースト行きが決まって早速の課題です。
家を決めなければいけません。
最初は帰国する気満々だったので、繁華街滞在を検討していましたが、働くとなれば話は別です。
パン屋の場所は田舎なので、近くにホテルもない。そして、シドニー滞在でお金もないし、車がない。。。という現実もあり、、、

そのため、シドニーに戻って物件サイト上から、自転車を買ったらお店へ通える範囲にあるシェアハウスを探しました。

シェアハウスを内見する時間も滞在する場所もないので、運試しのように決めました。

部屋の仕切りはドアでなく引き戸(写真左側)でした。
なので、オーナー家族の声や動きが丸わかりでストレス満載。3ヶ月で引っ越しましたw

店主に連絡をしました。
私「家を決めました。自転車買ったら、仕事できるので、よろしくお願いします。」
店主「わかりました。お待ちしております。。。」

以上です。やっぱり当時は不安でしたw

仕事も物件も決まって安心したからか、飛び立つ寸前にシドニーのシェアハウスの壁を汚してしまい、罰金を受ける。という、心のゆるさとスキが生まれたが故のおまけがつきました。。。
本当にシドニーにはよき思い出はありませんwが、
人生の教訓となることばかり学ばせてもらいました。。。
気の緩みすぎは人生において厳禁と理解する機会ばかり。。。

そんなこんなありましたが、シドニーでの生活を終え、ゴールドコーストへの引っ越しを無事終えて、パン職人生活をスタートさせます。

(自転車で通うとなっても片道約1時間もかかる場所で、仕事終わりは店主に送ってもらうことも多々。。。本当に感謝しかない店主でした。)




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