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ノグチソウ
2024年5月10日 22:48
・小説『黒牢城』を読んでる。直木賞受賞から2年、もはや米澤穂信ファンならみんな読み終えている作品に今更追いつくぜ…。・戦国推理小説は、類を見ない試み。これはアイデアを得た作家がいても、それを破綻しない形で書く技術が極めて高度だからだろう。推理の論理が歴史の整合性に潰されてはいけないし、歴史のロマンをくだらない謎で破壊してもいけない。・その点、この傑作には非の打ち所がない。黒田官兵衛がハンニ