見出し画像

小澤征爾氏を偲ぶコーナー すみだトリフォニーホール

小澤征爾さんの追悼コーナーができたということで、意を決して錦糸町まで足を運びました。正直なところ、献花には行きたくないとも思っていました。花に囲まれた写真を見ることに、今はまだ気持ちが整理できなかったからです。
新日本フィルからの発表では、偲ぶコーナーという名称だったので、過去の写真などが展示されているのかと思い、なんとなく足が向きました。

小ホールの入り口の一角に作られたコーナーは、過去のポスターと記帳台、そしてやはり献花台が置かれていました。

コンサートの前には人が多かったが、始まる頃には少なくなった

おそらくおかれている写真は、2016年に最後に新日本フィルを指揮した時のものではないかと思います。
そして、その横には、ホール開館時に描かれた小澤さんの色紙も飾られていました。
取り急ぎ作られたコーナーなので、おかれているものは多くありませんでしたが、「小沢」表記の古いポスターなどを見ていると、新日本フィルとの長い歴史と深い関係が偲ばれます。
スケッチブックにお礼のメッセージを書き込んで、失礼しました。
そして、20年ほど前のお元気なころにはよく楽屋口で出待ちをして、一言くらいお話をするのがうれしかったことなどを思い出して、そのあたりをうろうろして、帰ってきました。
松本にも水戸にも行こうかどうか迷っていたところだったので、まずは錦糸町で一歩踏み出せた感じです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?