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【社員インタビュー】「出戻り支店長」として返り咲き!必要なのは”環境の変化”ではなく、”自分自身が変わる”ことだった。<サウンズグッドストーリー>

こんにちは!Sounds Salon編集部の中川です。

今日ご紹介する、社員インタビュー<Story編>の2人目は熊本支店・福岡天神支店の支店長を務める倉田 真裕さんです。
実は「出戻り社員」である倉田さん。1度目の在籍時には他のメンバーや取引先との信頼関係がうまく築けず、環境の変化が必要だと思い退職。しかしその後に気づいたのは、必要なのは「環境の変化」ではなく「自分自身の変化」だということ。

倉田さんがぶつかった数々の壁。
それを乗り越えた先に待っていた景色はどのようなものだったのか。
失敗したからこそ学べた「成功の秘訣」を伺おうと思います!



【PROFILE】
倉田 真裕(くらた まさひろ)
1981年生まれ
熊本生まれ・熊本育ち
サウンズグッド熊本支店・福岡天神支店の2支店の支店長を兼任。
趣味:車と音楽
好きな言葉:つらいときこそ、笑顔を忘れず!

入社を機に大阪へ

ーサウンズグッドに最初に入社したのはいつですか?

2012年の12月に中途採用で入社しました。
初めの配属は、OS(オフィスサポート)大阪支店の支店長。大阪の東梅田にあり、主にコールセンターや事務業務の人材派遣を行う支店です。
この時の私は「大阪楽しみだな〜、たこ焼きとか美味しいよな〜♩」と、大阪での勤務を呑気に浮かれていましたね。

ー大阪での仕事はどのようなスタートだったのですか?

実際に行ってみると、まず、大阪はコールセンター派遣の激戦区だったんです。同じビルの中にも7〜8社の派遣会社が入っていたり、九州で経験してきた環境とは全く違う、非常に大きな市場だと気付かされました。

さらに、大阪支店は私が入社した時点で様々な課題を抱えていました。前任者が顧客企業との信頼関係をうまく築けず業績も低迷中。業績が悪いことも影響して支店内の雰囲気もよくなかったです。

私が着任してからも、チームワークが構築されない状態が続き、売上は思うように伸びませんでした。

支店長は、支店の経営マネジメントも任されているわけですから、売上が出せないと支店長は当然降格になります。2年間奮闘したが結果が出せず、2014年、私は平社員として福岡支店へ異動が決定しました。

地元九州で出直し&支店長リベンジ!

ー支店長から平社員へ降格。なかなか辛い状況だったのでは。

確かに言葉で表現できないほど、「悔しい」思いをしました。
でもそれと同時に、「もう大阪で疲れた・・・地元九州に戻って出直そう」と、
少し肩の荷が降りたと言いますか、楽になった気もしました。

実際に福岡へ異動してからは、支店の管理業務は一切なしで、
営業マンとして、本業の「営業に専念」できました。

すると営業成績はみるみるうちにアップしました。
こうやって、福岡で立ち直ってきた自分を見て、上司からこんな話がありました。

「熊本支店で支店長をやらないか?」

地元の熊本で新規出店が決まり、もう1度支店長としてリベンジする機会を得られたんです。話をもらった時は驚きましたが、やはり大阪で悔しい思いをしたので、こんなチャンスはないと思い、「是非やらせてください!」と返事をしました。

ー新店でリベンジのチャンスがやってきたのですね!

はい、2016年6月に熊本支店がオープンし、当時は熊本地震の影響もあり、人材確保がスムーズな時期ではなかったものの、私自身は前向きにスタートを切ることができました。

  • 営業=福岡で2年間築いた営業スタイルを活かし順調!

  • 支店メンバー=自分が採用した人達だから気も合い、関係性も良好

  • 管理業務=まだ規模の小さい支店なので大きな不安はなし

「営業体制」「メンバー」「管理業務」3つにおいては大きな問題はなく、支店の営業成績も徐々に伸び始めていた時に、上司からまさかの司令が…。

「また大阪で支店長をやってくれないか?」と。

今度こそ…!再び支店長として大阪へ

ーここでまた大阪ですか!

はい、これには驚きました。話を聞くと当時の大阪支店はまたもや業績が非常にピンチな状態でした。せっかく熊本で良いスタートを切って軌道に乗ってきた頃でしたので戸惑いもありましたが、何かできることがあるかもしれないと考え再び大阪へと移りました。

久々に戻った大阪は悲惨な状況でした。売上は、以前私が在籍していた頃からさらに減って、3分の1ほどになっていました。私は早速なんとか業績を立て直したいと、必死になりました。しかし、部下たちはなかなか積極的に仕事に取り組んでくれず、私の業務依頼に対しても不満そうな表情が伺えました。

そんな部下を見て、当時の私は「そんなこと言っても仕事だろ」「上司の指示に従ってくれよ」といった感情を持ってしまっていました。

深まる部下との溝

心の中で抑えていた思いが日に日に溜まっていき、ある日爆発したんです。

「……黙って言う通りにしろよ!!!」

とメンバーの前で大声をあげてしまいました。今考えるとあり得ないことですが、当時の私はプレッシャーと現実との間で心に余裕がなく、その感情を誤った方向でメンバーにぶつけてしまったんですよね。

ーその状況だと従業員との関係は悪くなる一方ですよね。

そうなんです。しかもそんな時に自分のミスが連発しました。

重要な書類の記載を間違ってしまったり、打合せのアポイントに遅刻してしまったり…。どちらも大きな信頼を失ってしまう、あってはならないミスです。

この状況に従業員からは、
「もう倉田にはついていけない」
と言う声があがりました。

その反応も受け止められず、私と部下たちの関係はどんどん悪い方に…。

「環境を変えれば良い」と退職したのに何も変わらなかった

ーまさに負のスパイラルですね…。

そうなんです。そんな時、支店に新たに「営業マネージャー」が着任されました。
このマネージャーは上司からの評価も良く、話上手な方で、メンバーともすぐ打ち解けて信頼されていました。

そんなマネージャーを見て、当時の私は妬むことしかできず、
「自分はもうここでは必要とされていない。熊本に帰ろう」と考えました。

自分には大阪のメンバーとは合わなかったんだ、「環境を変えれば良い」と思ったんですよね。そして2018年、サウンズグッドを退職しました。

ー熊本に戻って、良い環境を得られたのですか?

実は、そうはならなかったんです。
熊本に戻り、コールセンター事業を行う会社に転職しました。ここでは係長として入社し、
15名ほどの女性ばかりの部署の責任者となりました。

大阪での失敗から、「怒らない」ということに気をつけました。
すると部下からは「頼りない」と不満の声が上がったのです。

結局、ここでも部下から信頼されず、部署をまとめられませんでした。
怒ってもダメ、怒らないのもダメなのか…。
(当時の私はマネジメントとしての知識がなく、叱る・怒るの違いすらわかっていませんでした) 
もう私は何が正解かわからず、結局1年で退職しました。

「俺って嫌われているんだな、誰からも必要とされない人間なんだ…」
恥ずかしながら、当時はこんな風に思えて自信を失っていました。

プライドを捨て、1からの出直し

ーその挫折をどうやって乗り越えたのですか?

ことごとく、管理者としてうまくいかなかったので、
リーダー職ではなく、派遣社員から出直そうと考えました。

そして、自分が立ち上げたサウンズグッドの熊本支店に行き、
「派遣スタッフとして1から頑張るので仕事をください!」と頼みました。

ー自分が立ち上げた支店へ!?しかも派遣スタッフとして!

はい、プライドも全部捨てて、本当に1から頑張ろうと思ったんです。
コールセンターでの経験を活かして、大手企業の電話対応職に就業させてもらいました。

派遣社員として半年ほど勤務した頃、サウンズグッドの役員(当時の上司)から電話があり、

「今派遣社員として働いているんだってね。良かったらうちの熊本支店でもう1度頑張ってみない?」

と声をかけてもらい、再びサウンズグッドに入社することになりました。

再入社で決意した3つのこと

ー「出戻り社員」として入社、またこれまでと違った想いがあったのでは?

はい、<再入社の決意>として特に3つのことを徹底しました。

● 派遣先企業、派遣スタッフさんの要望に素早く対応する。
● 出会う人全ての人としっかり向き合う。
●「ありがとう」「ごめんなさい」「お願いします」を口にする。

当たり前のことですが、当たり前が出来ていなかった自分に気がつき、初心に戻ってやり直しました。
低迷していた支店の業績を立て直すため、自分の知見を活かせるコールセンター関連の企業へ積極的に営業。
支店内では、従業員と積極的にコミュニケーションをとることを心がけました。

一緒に営業に行ったり、ランチを食べに行ったりして、一人ひとりの話をしっかり聞くようにしました。中には仕事の不安や孤独を感じていた社員もいて、その不安を解消することもできました。

そうしていると、社員の士気も高まり、自然とお客様への提案力もアップして、支店の売上もどんどん回復しました。

そこで初めて実感できたんです。
「ちゃんと”人と人”として向き合って話をすれば、うまくいくじゃないか!」と。

周囲の人や環境ではなく、自分自身を変えよう

ー”人と人”として向き合うことで信頼関係が生まれたんですね。

以前は人のせいにしてたんです。
部下の結果が出ないのは支店長の自分の責任なのに。

相手を想うことで、声がけ一つで、こんなに仕事は変わるんだと知ることができました。

メンバーの頑張りのお陰で、今では熊本支店の業績は低迷時の6倍にまで回復しました!
2021年には全社で最も達成率が高い支店としてMVPを受賞しました。

ー素晴らしいですね。今はメンバーとの関係性はどうですか?

支店メンバーとの関係は、とても良いと思います。
急な仕事のお願いも、

「では私が契約書対応します!」
「私はチェックと修正をしますね!」

と、”チームで仕事している”という意識が強く、みんなが快く引き受けてくれるんです。
とても良い環境で自分自身も非常に楽しく仕事をさせてもらっています!

ーその良い環境を作ったのは、倉田さん自身ですよね。

そういってもらえると嬉しいです。
たくさんの挫折を経験して私が学んだことは、


周囲の人や環境を変えようとしても何も変わらない。
自分自身を変えよう。

一生懸命、真摯に、人にも仕事にも向き合えば必ずいい結果は生まれると思っています。

今後の目標

ー最後に、今後の目標を教えてください。

はい、現在私は熊本支店に加え、新たに福岡天神支店の支店長も兼任することになりました。まずは、福岡天神支店のメンバーともしっかり信頼を築いて、全員が楽しんで仕事ができるチームワーク力の高い組織として、お客様に最高のサービスを提供したいと思っています。

そのあとは、九州に留まらず、「西日本エリアのブロック長」を目指して自分自身をもっともっと成長させていきたいと思ってます!



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