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就職編
小学生の頃から夢を見ていた音響関係の就職活動を一旦諦め、とりあえず就職することにした私は
美容師になった。
なんでやねん!
である。
後先は考えてなかった感じかも。
でも、理由はちゃんとあったはず。
これまで音響一筋であった為、第二希望、第三希望までの職種を自分の中に問いかけたことがそれまでなかっただけであった。
音響以外だったら何がしたい?
幼稚園児の時に、実は幼稚園の先生になりたい。と思ったことがあったのだ。
(過去の記事には書いてなかったが、今、思い出した。)
当時の私に言わせると、子供が好きだから。らしい。が、これから少子化になっていくことを懸念してそれは辞めた。
次に出てきたのが、美容師。
それぞれの関連性はゼロだが、単純に自分に問いかけた答えだった。
組織の一部で自分が何を担っているのか分からない仕事より、直接、お客様の反応や手応えが感じられる仕事がやりたいと思っていたからだ。
大学の卒業を待たずに、突然決めて、いきなりインターンから美容師の道に飛び込んだ。
これまた業界のことも、何も知らないまま飛び込んだ。
今から思えば、本当に努力が足りない。少しは勉強しておけばいいのに、と思う。
自分は働きながら技術を身に付けるんだ。と思いながら、毎日、先輩や先生の施術を見ながら、週1のレッスンも頑張った。
少しずつ、お客様にシャンプーやブロー、パーマや毛染めなどのアシスタントもしていき、技術を身に付けて行った。
仕事内容は楽しかった。
インターンと言えども、相場よりはいい方のお給料も頂いてはいた。
どこから歯車がゆがみ始めたのか。
当然、美容学校を出ていないので働きながら美容師免許をとるためには、通信での勉強が必要になってくるのでそれを勧められる。
最短での申し込みをする為に入店したその秋から準備をしていたのだが、受講を私は翌年に見送ってしまった。
おそらくこの行為がきっかけで信頼を欠く結果になってしまったのだと思うのだが、当時、何故先送りにしてしまったのか。の理由をどうしても思い出せない。
が、この先ここでやっていくことを躊躇っていたわけでもなく、仕事はこれまで通り頑張っていたのだが、この頃から、先生の私に対する態度が変わっていった。
技術は少しずつでも向上しているはずなのに、以前から比べてもお客対応させてくれる機会を減らされてしまった。
先生が私に対しての口調が厳しくなり、あまり話しかけてもらえなくなっていった。
すごく辛かったが、こんな事ですぐに辞めるわけにはいかない。
なんてたって、社会人になったのだから。と変なところで歯を食いしばった。
もしかしたら、先生は私に辞めて欲しかったのかもしれない。だから、陰湿ないじめをし続けていたのかもしれない。
とも思ったが、理由はどうであれ何か私に非があるのなら、直接、伝えて欲しかったしちゃんと叱って欲しかった。
言葉で伝えられてないので、私は限界まで耐えるしか出来なかった。
そのうち、後輩が入ってきた辺りから、もう私には殆どお客を担当させてはくれなくなっていた。技術は明らかに私の方が上なのに。
相当店内が忙しく、誰も手が足りなくなってしまった時に、やむなく指名されるだけになっていた。なので、
長い勤務時間、仕事を与えられることのない私は立っているしかなかった。
そして、立っているだけでお給料を貰うわけにはいかない。とバックヤードの仕事を黙々とこなした。
他のスタッフが合間にしていた仕事を全て私がやった。掃除もこれまで以上に頑張った。
時間のある私しか出来ない仕事をやっていった。
努力すればいつか認めてもらえるかも。と。
でも、そう思ってやればやる程、メンタルが傷付き、ストレスを溜めすぎてしまい、体調まで壊すことになってしまった。
何も言ってないはずの親からも、何を見てそう思ったのか、もう1ヶ月以上も前からそんなに辛いのなら辞めたら。と言われていた。
そうして限界を超えて耐えてしまい、
とうとう外に出れなくなってしまった。
電話もかけれない、 取れない。
誰とも話せなくなってしまった。
所謂、うつ病。適応障害である。
やむなく退職。
親を安心させる為の就職が仇となってしまった。
安心どころかこれでは心配かけてるだけ。
当時の、就職、社会人とは。
石の上にも三年。
に、間違った観念で対応してしまったのだ。
反省。
(ちなみに仕事を辞めたら、しばらくしたらすぐに体調は戻りました。)
次回、
解き放たれたエネルギー編
つづく。
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