見出し画像

家族作り計画

仕事以外のことも記しておく必要がある。

入退院を繰り返していた父は、元気になり退院してから、母の一回忌を終えたのでそろそろ納骨もしないと。と、父と姉たちもみんな一緒にお寺に納骨をしに行ったのだ。

そして、先祖のお墓参りの為に田舎に帰省したいと希望していた父の為に、私は1週間後に田舎行きのバスを手配し、父を帰省させるためのシュミレーションをしていた。

が、納骨した翌日に父は倒れてしまったのだ。
クモ膜下出血による脳梗塞だった。
1週間も持たなかった。一度も意識を取り戻すこともなく、逝ってしまった。
私が33歳の時だった。

画像1

そうして、ガンで母を亡くした翌年に父も亡くし、家族を持っている姉達と独身は私だけ。
私は父の喪主を務めることにした。
葬儀の準備の進め方は、母の時のを鮮明に覚えていたた為、スムーズに進んだ。
葬儀後も姉達とローテーションを組み、お線香を絶やすことなく四十九日まで父の住んでいた家で過ごし、遺品整理などをし終えた。

両親を亡くしてから気付いた。
そうか、家族というのは自分で作らないと減っていくんだ。
私は今1人しか居ない。と。

その時を境に、私は結婚願望というのに目覚めたのだ。子供を産み家族を作る為の結婚願望だ。

画像2

それまでも恋愛はそれなりにしてきたが結婚というのは視野に入ってはいなかったのだが、それからは意識するようになった。

ここから先は

497字

¥ 100

宜しければサポートをお願いします! 頂いたサポートは、クリエイター活動に使わせていただきます。