見出し画像

SOUNDFULLNESS/サウンドフルネスを行ってみる。


サウンドフルネスについて
元々、マインドフルネス的なめい想には、
大きく分けて
「意識を集中するめい想」と「気を配るめい想」
の2つがあります。

その「気を配るめい想」の中に※「音に耳を澄ますめい想」があり、
その考えをベースとしてサウンドフルネスと定義しています。
その方法について学んでいきましょう。

※「音に耳を澄ますめい想」熊野宏昭(早稲田大学教授)より参照

①耳から聞こえてくる音をコントロールするメソッド
耳から聞こえてくる音をコントロールするメソッドからはじめます。

まず、以下の準備として“聴こえのスクリーニング”
(※イヤークリーニング)が必要です。
「今、いる環境で何がこえているのか全体像を把握する」 

実際のイヤークリーニングというアクティビティは音を聞き取り、
聞き分けるトレーニングです。
まず、その場で聞こえる音を全て聞き取ってメモするという事を行います。さらにその音がどの様なタイプの音か分類させたり、音の大きさ感の違いを比べたり、聞こえた音の主観的記録を繰り返す事で音を意識的に構造化して聞く事が可能になります。

※「イヤークリーニング」は、カナダの作曲家であり、サウンドスケープという概念の提唱者であるマリー・シェーファーが発案者です。

全ての音を把握した後、次に4つのステップでトレーニングしていきます。
(1)「1つの音に集中する」
(2)「短時間で聞く音を切り替える」
(3)「外部のすべての音を同時に聞く」
(4)「外部のすべての音を聞かない」

(1)1つの音に集中する (Fix the sound、Focus on the sound)
サウンドフルネスとして最初のステップは、今聞こえている環境の音から、1つの音を選んで集中して聞く方法です。 1つの音につき1分ほど集中して聴くのを、5回程、繰り返します。

(2)短時間で聞く音を切り替える (Switch sounds)
2つめのステップは、最初のステップと同様に、今の環境で聞こえてくる音の中から、1つの音を選んで集中して聞きますが、集中して聞く音を約10秒程度で次々に切り替えていきます。認識したら音の聞こえる順番を決めて、音を確認したら次々に音の聞こえを切り替えていきます。

(3)すべての音を同時に聞く(all sounds)
すべてに意識を向け、同時に聞くようにします。

(4)すべての音を聞かない 
(Don't listen・Sound in the body・Sound in the brain)
ファーストステップは体内の音および脳内の音楽に意識を向け、
外部からのすべての音を聞こえないようにする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サウンドフルネスを学ぶ
マインドフルネスが仏教めい想の手法から「宗教性の排除」を行い、
医療からストレス低減法として「マニュアル化」された事によって多くの人に認知された様に、音を活用しためい想行為を神秘的、スピリチャル的なアプローチとして扱うヒーラーやセラピストという立場ではなく、サウンドフルネスを現代的で日常的に扱うファシリテーターの立場を学ぶ事が出来ます。

サウンドフルネスは、タタミスタジオを運営する株式会社BF.RECでオンラインや各スタジオで、体系的に学ぶ事が出来ますのでお気軽に下記のアドレスにてお問い合わせ下さい。https://bfrec.com/contact.html

また耳から聞こえてくる音をコントロールするメソッドを活用した
瞑想プログラム「繭のひとやすみ」をタタミスタジオ蕨で体験が出来ます。
詳細と予約⇒https://bfrec.com/blog/posts/375

SOUNDFULLNESS サウンドフルネスは「音に耳を澄ますめい想」する技術をサウンドフルネスと命名しています。一般名称ではなく2020年に提唱され、株式会社BF.RECの登録商標となります。登録6383213(商願2020-051978)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?