(映画レビュー)17歳のエンディングノート(Now Is Good)
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~冒頭~
こんにちは。
白血病患者です。
白血病患者なので、白血病の映画を観ます。
最初は情緒的になりたくなかったのでこういうの避けていましたが、
今は少し心のゆとりも出てきたので観ます。
基本、アマゾンプライム会員特典でお金かけずに観れるやつから。
今日は「17歳のエンディングノート(Now Is Good)」を白血病目線でレビューします。
※こちらの作品は2020年7月現在、Amazonプライム会員は無料で視聴出来ます。
~あらすじ~
主演ダコタ・ファニング
13歳から4年間白血病の化学治療を行うも完治せず、
化学治療を止め、余命の中でやりたい事リストを実行しようとする。
内容はセックス、ドラック、タトゥー、万引きetc…
病気を理由に「気を遣われている」、「出来ない」が嫌だ。
だから敢えてやる。
そんな中で出会う人達とのヒューマンドラマです。
~感想~
まず、白血病の描写は結構リアルです。
出血が止まらなかったりするのは血小板の低下によって引き起こすのです。
最後の方は白血病で急性ではない死に方をみて悲しみを感じました。
余命幾ばくかの少女が自暴自棄とは少し違う命の削り方をしていました。
ドラッグとかセックスは「やりたいこと」というより「やってみたいこと」
この子は本当は普通がしたいんですよね、多分。
森でたたずむ姿は社会から「病人だから」という目線から逃れたかっただけ。
You can not save me難しいね。
傷つくことを恐れていては何もできないということ。
別に病人だって健康な人だって同じことだ。
人生は有限である。
終わりは誰にでもくる。
でも誰も死なせたくない。死んでほしくない。
愛する人には死んでほしくない。
みんなそうだ。
誰も一人では生きられない。
そう思える映画です。
僕はこの映画を観て、妻と会いたくなりました。
もちろん子どもとも。
当たり前の日常が
「なんて素晴らしい日なのだ」
と思う日が誰しもに来ます。
家族みんなでごはんを食べる。
家族みんなで旅行に行く。
友達とただただ喋る。
幸せとはそういった「瞬間moment」の集合体なのかも知れませんね。
~末尾~
後半の畳みかけ方には涙が止まりませんでした。
泣いた泣いた。
日本人が英語を聞き取るのにダコタ・ファニングの英語が聞きやすいです。
これイギリスの映画らしいので、ブリティッシュイングリッシュに寄せてるんでしょうかね?よくわかりませんが、イギリスで英語を習った私には聞きやすかったです。勉強によさそう。
2人で遊びに行ったシーンの場所がイギリス南部のセブンシスターズだった。
そこ、私行ったことあるんです!
「白亜の絶壁」と言われていて、チョークで出来ている岸壁がずーっと続く綺麗な場所です。個人的に嬉しかったです。
映画をいくつかダウンロードして持ってきています。
この後も少しづつレビューを書いていきます。
それではさよーならー。