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(映画レビュー)タイヨウのうた

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~冒頭~

音楽レビュー書いていたら急にYUIが聞きたくなったんですよ。
音楽レビュー書こうかなと思っていたんですが、
YUIの映画を見つけました。
そんな訳で観てみました。
それではどうぞ!!

※こちらの作品は2020年9月現在、Amazonプライム会員は無料で視聴出来ます。

~あらすじ~

太陽の光にあたれない色素性乾皮症という病気の薫(YUI)は、
学校にも通えず、唯一の生きがいは夜の駅前広場で路上ライブをすることだった。
そんなある日、彼女は孝治(塚本高史)という青年と出会い、急速に親しくなっていく。
しかし、孝治に病気のことを知られてしまった薫は、
初恋も歌もあきらめてしまう。

~感想~

お父さん役の岸谷五郎の演技が切ないです。
ていうか、私が父親だからでしょうかね??
恐らく、誰も病気になりたくてなっている人間などいません。
ましてやマイノリティがなる病気なんて無縁だと誰もが思うんでしょう。
でも、確率論で言えば誰かがなります。
「何故うちの子が」と思うんでしょう。
でも、人生とは予期できないものです。
不幸が訪れても、危ぶむことなく、楽しく人生を謳歌する。
これが私自身は病気になって気づいたことです。
誰にも不幸にも幸せにもなる機会はあります。
そして、その両立も可能です。
「生きているだけで丸儲け」とはよく言ったもので、
その通りです。
ついでに言うなら「生きている内は丸儲け」です。
人生謳歌して人生を終えたなら、早くても遅くても楽しかった人生と言えるでしょう。
この映画では「歌」でした。
それは「夜でも輝く太陽」でした。
誰もがそういった輝くものがあるといいですね。

~末尾~

1993年の香港映画『つきせぬ想い』というものを原案にして作られた「タイヨウのうた」。
この映画はミッドナイト・サンというタイトルでアメリカでリメイクされております。
一つのラインで香港-日本-アメリカが繋がっています。

この映画の主になる病気。
「色素性乾皮症」とは実際にある病気です。
作中では「夜しか活動出来ない病気」であり「日の光に当たれない病」
という描写がピックアップされていますが、
実際には皮膚疾患に加え、若年発症であれば聴力障害や知能障害などの
日常生活すら困難になる神経障害が発生したり、
成年近くなると、深刻な摂食障害などもあるそうです。
日本でも約300 – 600名の患者さんがいると推定されています。

YUIは香港でもとても人気があります。

ステキなアーティストですよね。
向井秀徳も同郷としてこんなカバーをしております。
なかなかのインパクト。

そして、この映画では私の大好きな鎌倉・藤沢の風景が沢山出てきます。
たまにこんな映画もいいかなー。
Good-Bay Daysいい歌だ。
それではさようならー。