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病気になって良かったこと(昔の知人と私)

~冒頭~

こんにちは。
2020年3月から白血病の治療をしております。

この前、SNSで10年振りに話しをした方がいました。
プライベートな話なので、
noteに乗せて面白いのかはわかりませんが、
お暇な方はみてください。
それではスタート。

~私が20代前半の時の話~

むかーしむかし、仕事の関係で千葉駅付近に住んでおりました。
仕事場は隣の西千葉駅という所。
近くに千葉大学があり、学生さんが多く賑やかな街でした。
私にとっては縁もゆかりも無い土地で一人暮らしをしていました。
当時は寂しかったんですよね。
そんな時に、先輩に連れて行ってもらった職場近くの居酒屋さん。
何回かお店に伺い、そこにいた雇われ店長さんと知り合いになり、仲良くさせて頂きました。
店長さんめちゃ良い人なんです。
私は仕事終わりでご飯作るの面倒くさいなぁーと思った時には、
「いつものお願いしまーす!」と言うと
ビール1杯出てきます。
私がビール1杯飲んでいる間に、
店長さんが私の夕ご飯用に鶏のせせりを焼いて、お手製のきゅうりの漬物をお持ち帰り用にパックしてくれるんです。これが定番のセットでした。
ビール1杯とせせりときゅうり3品しか頼まないで、
さっさと帰る私に嫌な顔一つせずに、寧ろニッコニコで対応してくれました。
だって利益率ちょー悪いでしょ。酒1杯しか飲まない客なんて。。
その後、店長さんとは仲良しが続き、仕事終わりで他のお店に一緒に飲みに行ったり、遊びにいったりしました。

そんな店長さんはその後、一旦飲食業から離れ、トラック運転手などをやっていたと話しを聞きました。
その店長とSNS越しに10年以上ぶりに連絡を取ってみたら返信が帰ってきました。
今は、念願の自分の店を持ち、居酒屋をやられているそうです。
コロナウイルスで外食は大変じゃない所なんてないですよね。
知っている人には本当に頑張ってもらいたい。
私も病気を治して、彼のお店に伺うのが一つの目標です。

~末尾~

病気になると遠縁になってしまった方々と連絡を取る機会が増えます。
普段、喋らなくてもSNSなどで生存確認をしてくれている人は沢山いるんだなと思いますし、こちらからもお声かけをする機会も増えます。
38歳になりますが、38年で培ってきたものは様々な出会いです。
私の祖母は茶の先生をやっていました。
祖母は私が小学生の頃には亡くなりましたが、
葬儀の際に祖母から茶を習っていた方が
「一期一会」という言葉を教えてくれました。
人と人との出会いは常に一度きりです。
二度の同じ出会いは存在し得ません。
だからこそ、その一回の出会いを大事にしましょうということ。
38年間の出会いは私の人生の誇りです。
皆さんもたまには連絡が遠のいている知人や家族に
思い立って電話をしてみるのも良いかも知れませんね。


それではさよーならー。