移植後におけるデイナインフェイバーとはなんぞや
~冒頭~
こんにちは。
2020年3月から白血病の治療をしております。
抗がん剤治療を始めて約2週間毛が抜ける。
血球の値が下がると熱が上がる、便秘になる、下痢になる、吐き気がする、肌荒れする。
等々抗がん剤治療あるあるは結構あるのですが、
移植あるあるはあまり知りませんでした。
私は8月18日に移植を実施して現在この記事を書いているのが8月28日です。
8月26日の夜に起こった話です。
それが「デイ ナイン フェイバー」
サタデーナイトフィーバー的な言葉ですが、結構恐怖体験でした。
そんなことを綴っていきます。
~前処置→移植~
8月12日~8月14日にかけて放射線治療を実施し、身体を弱らせます。
8月15日~8月16日にかけて抗がん剤のエンドキサンを投与。
8月17日から免疫抑制剤の開始、8月18日に移植を実施しました。
私は臍帯血移植を実施致しました。
移植後の症状は下痢が続き、皮膚の荒れなどによる痛みを感じるようになりました。
8月26日
朝から体温が38℃が出てしまいました。
一日体調が優れず、夜には38.8℃。
翌27日
6:00 39.3℃
7:00 39.7℃ ここで息苦しさを感じ始める。
解熱剤入れて38℃、切れてくると39℃と繰り返す。
CTなどでは菌などは見られず、day 9 fever(デイナインフェイバー)と結果が出ました。
~day 9 fever~
9日目の熱という意味です。
day 9 feverとは移植9日目頃に感染症ではない熱がでる症状のこと。
そういやぴったり9日目です。
高熱による全身状態の悪化、臓器障害の出現、感染症の併発、急性GVHDなど合併症に気を付ける必要があります。
「大体の患者さんは熱が出てくることが多いですね」
程度の話を聞いていましたが、こういった医学用語があることまでは
知りませんでした。
こういうのは調べれば調べるほど難しいのですが、
具体的に知ることによって安心する人もいると思うんですが、
患者が知ることによる誘導効果というものも確かに立証されていて、
例えば、治験などでもあるフェーズでプラセボ(偽薬)対照試験というものを実施するらしく、2~3割が偽薬でも反応をするらしいです。
~末尾~
私の場合は自分の身体で起こったことを調べることで安心する方の人間です。
ケーススタディとして見て頂けたらnoteやっていて良かったなーと思う反面、
知らない方が良かったという方がたまたま私の記事にアクセスしてしまったら申し訳ないなーという気持ちも最近考えるようになりました。
まー、だからこそせめてポジティブに。
ポジティブメンタルアティテュードでいこうと思います。
それではさようなら。