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白血病とコロナウイルス(COVID-19)

~冒頭~

この記事を作成段階は2020年5月19日。
コロナウイルスに関しては日々情報が変化します。
最新の情報に注意しましょう。

んでもって、どーもおはこんにちばんわ。
そんなコロナウイルスのさなか白血病になった者です。
もはや、”白血病”というワードが私の出囃子のように勝手に聞こえてきます。
まー、何にもないよりかはキャッチーだと思ってください。
インターネットの記事ってそんな感じで気を引くんでしょ?
え??
なめんな??
すいません、人生なめて生きた結果が今です。
どーもすいません。。

2020年3月19日までは私も日常におりました。
コロナウイルスで感染が広がりをみせる3連休直前でした。
そんな中で
私は足の痛みと高熱でうなされ救急で運ばれました。
足はよくわかりませんでしたが、
一日に結構な人数仕事であっていたので、
「これ、コロナだったら、相当な人数の人に迷惑をかける。。」
というのが最初に思ったこと。社内でも近場でもその時は誰も感染者なんていませんでしたし。
しかし、白血病になり、コロナ騒動の中で困ったことも沢山ありました。
女優の岡江久美子さんが4月24日に亡くなられました。岡江さんは乳がん治療による放射線治療で免疫力が低下している中でコロナ肺炎が重症化したことが原因と言われています。
がん患者にとって他人事ではない今回のコロナウイルスについて
白血病患者として現況までの出来事を書いていこうと思います。

とりあえず、時系列を記載しておきます。
忘れない内に、”※”は私の出来事です。
2019
12月 中国、武漢で肺炎患者確認
2020
1/16 日本国内で初の感染者
2/5 ダイヤモンドプリンセス号14日間の船上隔離
2月中旬、マスクが市場からなくなり始める。
2/27 全国の学校に臨時休校を要請
3/20 ※私が入院。
3/25 東京都、週末外出自粛要請
3/27 ※コロナ対策の為、入院病院の措置で親族含め全ての面会禁止。
4/7 7都道府県を対象に緊急事態宣言を発令
4/11 ※自宅付近の県境移動往来がマスコミ報道される
4/12 ※妻に除菌・消毒グッズの購入を頼むが品切れとの報告
4/16 緊急事態宣言が全国に拡大

~白血病患者がコロナ騒動時に一時退院~

3月20日から入院し、4月25日に退院、そして、5月13日に再入院しました。
白血病患者の一時退院時の注意点として、免疫力の低下、抗がん剤治療や放射線治療による抵抗力の低下などがあります。
その為、一般の方以上に感染病に気を付けなければいけません。
退院前に看護師さんから気を付けることや禁止すべきことを伺いました。
そんでコロナ最中です。
前述の通り、岡江久美子さんが亡くなられた原因が放射線治療による免疫低下、
その他も含めた基礎疾患を持っている人間は重症化しやすい状況は判明していました。
はい。私基礎疾患持ちです。
入院時は無菌病棟で12歳以下の子供は立ち入り禁止です。妻とも3月27日以降は面会禁止となりました。
子供と遊びたいんですが、病気の療養も兼ねた一時退院です。
どのように過ごすか悩みました。

~How can I do?~

何が出来るか?
基本的にはコロナで皆さん自粛していた内容に+αしていた位です。
私が帰宅する前に妻が丹念に家の掃除をしてくれました。
ほこりやカビを丹念に掃除してくれました。

妻や子は今まで以上に手洗いを頑張って行ってくれました。

家族以外の人とは会いませんでした。親とも会いませんでした。
外出も買い物は基本的には妻に任せ、出来るだけ行かないように控えました。
(何回かは我慢できずに行ってしまいましたが、)

寝起きする部屋は私一人の部屋にしました。
お風呂も私一人で入りました。

家の中でもマスクをしました。(面倒くさくて後半してませんでした。)

庭の雑草を取らずに眺めました。(庭がボーボーです。)

包丁など身体に傷がつかないように気を付けました。
歯磨きなど強くやりすぎないように気を付けました。

犬との触れ合いに気を付けました。
犬との散歩は朝5時~7時の間に実施しました。(筋肉の低下もダメですよ。)

加えて、私の家は茨城と千葉の県境にあるのですが、パチンコ店やホームセンターなどで越境のお客さんが殺到しているなど報道があったので、そういうお店やその店に幹線したお店などには寄らないようにしました。

上記の制限の中で普段と変わらない日常を過ごしていました。
この時期は病人以外も同じような生活ですかね?

~必要なものが揃わない~

4/12まだ入院中に妻は色々とお部屋の掃除をしてくれます。
ただ、掃除にも除菌グッズなどが必要でしたが、いかんせんこの時期コロナ騒動で除菌グッズが品切れフィーバーでした。
難しいですよね。。

皆様、日和見感染という言葉をご存じでしょうか?

日和見感染とは免疫力が低下した人が、健康な方では問題とならないような病原体に感染することにより発症する感染症のことです。

除菌や消毒が必要な人も人それぞれ。
不安な気持ちも除いてくれる除菌シートがあればよいもんですね。

この時、facebookで「手に入らない~!!」とつぶやいてしまい、いろいろな方に送ってもらってしまいました。
ご心配とご面倒をおかけして大変申し訳ありませんでした。

そんな友人達の贈り物もあり、どうにか問題なく除菌が出来ました。

~無事収容~

退院生活は白血病一時退院生活で書かせて頂きました。
楽しく、また、感染もせずに過ごすことが出来ました。
色々な人の支えがあってまた病院へ収容されました。
コロナのタイミングで少し大変な退院生活だった反面、知人友人の見舞いなども相手方から遠慮をしてもらうなど理解して頂きやすい環境だったのかも知れません。
Not stay home , stay cleanroomとなりました。

~末尾~

書きたかったことは
「白血病患者は感染症に気を付けてます。コロナの際はなおさらです。」
この1行を長ったらしくここまで書きました。
それだけなんです。
そして、それを実現するのに一緒に住む家族は大変な努力をします。
感謝です。
この後も入院と退院を繰り返す生活です。
何か新しく知れたことがあれば追記していこうと思います。
それではでわ。