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【 WEBデザイン 】 ベネフィットから作る刺さるキーワード  FirE♯513

デザインの目的とはなんでしょうか?
オシャレにすること?カッコよくすること、見栄え良くすることでしょうか?

デザインを行う上で、意識しておくべき考え方について書きたいと思います。

デザインの目的について理解を深めましょう!!


【 デザインとアート 】

アート = 表現そのものが目的
デザイン = 目的達成の手段

デザインとアートの違いについて、確認します。


■ デザイン

デザインというワードからは、
「オシャレ」「かっこいい」「かわいい」といったイメージが出てくることが多いと思います。

では、服のデザインを例に取ると、どんなデザインの服でもあっても、
「似合う」「似合わない」ということがあります。

つまり、
「オシャレ」な服があるのではないのです。
その服を組み合わせてコーディネートすることっで、
「オシャレな人」が生まれます。

服のデザインとは、「オシャレな人」になりたいという
目的を達成するための「手段」のことになるのです。


■ アート

アートとは、「表現」です。
アーティストが、何かを表現することが目的です。

つまり
アートは、その作品自体=表現をすることが「目的」です。


【 デザインの目的 】

デザインは、「手段」であることがわかりました。

では、その「目的」はなんでしょう?

それは、クライアントによって様々ですが、
商品を売ることや、サービスを使ってもらうことを目的にするケースが多いと思います。

その際の、商品やサービスの打ち出し方、どう伝えるかがデザインに仕方に関わってきます。

そして、「目的」と「ターゲット」はセットで考えなければいけません。


■ ターゲット

客を選ばなければ、客は選んでくれない

誰に売りたいのか、知ってほしいのか、見てほしいのかを明確にします。

例えば、ペット用品を売りたいのに、ペットを飼っていない人をターゲットにすることに意味がないことは明らかですね。

このように、明らかに違うことはわかりやすいですが、
「今ペットを飼っていなくても今後飼うかもしれないから、たくさんの人に知ってほしい」
と、いうふうにターゲットを「みんな」に設定してしまうこともNGです。

ターゲットが広いと、誰にも刺さらないものになります。

ターゲットは、より詳細に設定しましょう。
いわゆるペルソナを作ることになります。そのペルソナに刺さるデザインを作っていきます。


■ 刺さるデザイン・キーワード選定

化粧品を例に取ってみます。

商品  :「保湿液」
スペック:「コラーゲン3倍」
効能  :「お肌が潤う」

このような商品を40代の女性をターゲットにして、商品サイトを作るとします。

商品ページを作る際に、注意すべき点は、商品の説明ばかりを載せていないか?

です。

商品のスペックや、効能の、説明ばかりになってしまっては、その商品は売れません。

人の、購買行動は、その商品を使って得られる利益が判断基準になります。

つまり、
商品のベネフィットを、どう伝えるのかが重要です。


■ ベネフィット

商品やサービスのベネフィットとは、その商品を使ったら得られるユーザーの、変化、利益です。

化粧品の例で説明すると、

商品  :「保湿液」
スペック:「コラーゲン3倍」
効能  :「お肌が潤う」
ベネフィット:30代に間違われた 気分が明るくなった 人に会うのが楽しくなった 出かけたくなった

このようなベネフィットが考えられます。

このベネフィットは、どんなものがあるのか、考える必要があります。

これを、できるだけ多く打ち出し、最も効果的なキーワードにして、
商品サイトのメインヴィジュアルに配置したり、
チラシのキャッチコピーに使用します。

これにより、ユーザーは、その商品に興味を持ち、スペックや、効能といった部分にも、目を通してくれるでしょう。

商品の説明ではなく、商品の使用によって得られる、
ユーザーの未来の姿、結果を明確に打ち出すことが重要です。



■ キーワードのチェック

ベネフィットから作り出すキーワードは、このような点をチェックしましょう。

・ シンプル
・ わかりやすく
・ 力強い

化粧品の例で考えると
ベネフィットは、
「30代に間違われた」
「気分が明るくなった」
「人に会うのが楽しくなった」 
「出かけたくなった」


でしたので、

「だれかに会いたくなる、潤い美肌へ」
「気分アガる、若返り美肌に」

とかかな?笑

勉強が必要ですね。。。


【 まとめ 】

デザインの目的について書きました。

商品に限らず、ベネフィットを明確にするという視点を取り入れると、
刺さるデザインに近づきます!

ベネフィットを考える作業は、プロも頭を悩ませる仕事です。

とにかく、思いつく限り出してみるのが良いでしょう。


















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