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【 SNS 】テイと承認の提供 FirE♯ 716

SNSのユーザーの目的は、「自分を見て!」である。

近年のSNSの様子を見ているとこれは間違いのないものであると確信できる。

「ピアスを買った」というテイで投稿された写真には、顔面がドーンと写っている。

「スタバの新作おいしい」というテイの投稿には、高級車のエンブレムが付いたハンドルが写り込む。

本当に見せたいのは何かはすぐにわかるのであるが、SNSの性質上「いいね」という反応が返るため「いいんだ」と認識する。

それでお互いに楽しむのがSNSであり、それが正解だと思う。

たまに、誹謗中傷的なコメントを見かけるが、キライなら見なければいいし、アプリを開いて見に行って、わざわざコメントを入力する時間を使っている君はもはやファンだろうという話である。

◼️テイの提供

SNSは「テイ」と「承認欲求」を供給でれば需要は膨大である。

TikTokの仕組みを考えればこれは明らかである。

簡単な振付のダンスなどの投稿の場合、テイとしては「やってみた」なのである。

そこには自分がしっかりと写っていて、
これはピアスを買ったといテイで顔面を投稿する理由を作っているのと同様だ。

「私をみて!」とストレートに投稿はしにくいが、「ダンスをやってみた」というテイであれば自らの姿を投稿しやすいのだ。

「私なんて全然可愛くないし」とは思っていないが、そういうことにしておいて、別のテイがあることで、「わたしかわいいでしょ」という目的の投稿がしやすくなるのだ。

そしてショート動画であることから、再生回数は必然的に多くなる。

これもある種の承認欲求のうまい満たし方である。

流行るSNSは、このように「テイ」と「承認」を提供する仕組みが完成されているということになる。

■ SNSのターゲット

全ての世代や地域の人が「テイ」と「承認」を求めていつかと言われればそれ違う。

各SNSはユーザー層が異なりある程度の棲み分けが行われている。

一般的に流行しているように見えるのは若年層をターゲットにしたSNSである。先にあげたTikTokがまさにその例だ。

今後のSNSはどこをターゲットにするのがポイントになる。

そのターゲットの範囲がニッチでる必要はあるが、そうなりすぎるとSNSとしての意味をなさないこともある。広く自らを表現できる場としてのSNSの前提が崩れることになる。

適度なボリュームがあり、今あるSNSに満足していない層の最大公約数を満たすSNSが次に出てくるSNSとなる。

【 まとめ 】

SNSについて書きました。

Instagramはキラキラ

Facebookは年齢層高め

Twitterは変わり者

TikTokは若者

この種に属さず大きな層が何なのか?

考えてみると面白いかもしれない。

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