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【 イライラのエネルギー 】 飲み込んで方向転換して吐き出せ FirE♯ 710

誰しもイライラすることはあるものです。
これが蓄積すると燃え上がり、燃え上がった火は別のイライラを生んでいきます。


【 イライラの燃え移り 】

イライラの種火はちょっとしたことです。

私は先日に渋滞でイライラしてしまってから家に帰るまで、全ての些細なことにイライラしていました。

始めの火種がなければ他へ燃え移ることもないのです。

しかし、渋滞で生じた種火は小さな埃にも着火していったのでした。

割り込みにイライラし、ゆっくりと走る車にイライラしてしまう。

いつも同じ場所に路駐している車に、普段なら避けて通るところを、クラクションを鳴らしてしまう。

普段なら流していることが流せなくなる状態がイライラしている状態と言えるでしょう。

これは本当にエネルギーの無駄遣いです。

残るのは燃え尽きた灰のみ。


【 イライラの制御 】

アンガーマネジメントという考え方があります。

怒りを感じている自分を認めるとか。
6秒待つとか。

こういったことなのですが、これは怒りの矛先が特定の人間の場合には有効です。

しかし、誰が対象というわけでもない怒りというものがある場合にはどうすれば良いのか?

例えば、ドライブスルーで購入したマクドが袋の中でドリンクが倒れていて、袋の中がビシャビシャになっていた。

これは実話なのですが、イライラがピークに達してマクドの袋ごと投げ捨ててやろうという衝動にかられました。しかし、1人ではなかったことでその行為はストップ。
もし自分1人だったら、確実に袋ごと投げ捨てて、翌朝のカラスのエサになっていたことでしょう。

この行為は誰も得しない無意味なことであることは明らかです。

少し考えればわかることですが、
イライラしている時は自分1人で制御できない場合があります。

それは自分の視点のみになっていて、
先のことは考えられなくなっている状態です。

それはつまり、今この瞬間の自分目線のみになっている状態。

そうなろうとしてなれるものではない状態です。

これを怒りなしで作ろうとすればなかなか難しく、
相当の集中力を必要とします。

イライラのエネルギーはものすごいものであるといえます。

これを制御する方法は飲み込むこと。
これのみです。

飲み込み、胃に落とす。

しばらくはモヤモヤしますが、意味のない行為は防ぐことができるでしょう。


【 イライラしたい 】

イライラしている時に自分を見つめると、イライラを消そうとしていないことに気が付きます。

イライラしている時の解消法は実は簡単で、笑えばいいのですが、笑おうとしていない自分がいて、イライラの矛先を探しているように感じます。

イライラの火種がある時は、不思議とこれを大きくしようとしている自分がいるのでした。

簡単にいえばもっとイライラしたい自分がいるのです。

これは酔っ払いと同様の思考と考えています。
飲んで酔っ払うことで気分が高揚しさらに飲むことで酔っ払いの状態を維持しようとする。その結果、翌朝に二日酔いで苦しむことは何度も経験しているはずなのに、これを繰り返してしまう。

人間の感情は今を維持しようとするものと、変わろうとするものがせめぎ合っています。

怒りや高揚はこのせめぎ合いのバランスを崩す効果があると言っていいでしょう。

これをうまく利用すれば、膨大なエネルギーを得ることができます。

次にイライラしたらこのエネルギーを利用して良い方向へエネルギーを向けてみたいと思います。


【 まとめ 】

イライラについて書きました。

誰しもイライラしてしまうことはあるものです。

そういった時に、そのエネルギーを燃やし尽くして灰だけを残すのか、エネルギーの方向を変えて有意義に使うのか、これは選択ができます。

ぜひ、イライラした時に、まずは飲み込んで無駄な行為を防ぎ、方向転換してエネルギーを想像的な方へ向けてみましょう!

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