プラグインとアウトボードについて
Fairchild 670,Neve1073,GML8200,Urei1176,Manley vari mu,,,,,,世の中で名器と言われてるアウトボードはほぼ全てプラグインでシミュレート可能な時代になってますね。しかもかなりのクオリティで。
自分がプロフェッショナルとして仕事始めた10数年前のプラグインはまさに玉石混淆。とてもじゃないがプロオーディオレベルじゃないものがたくさんありました。
今はプラグインで買い揃えたらトラックにインサートし放題(マシンパワーに寄るが)、メンテの必要もない、日によって機材の調子の変化なし、トータルリコールも当たり前.......これだけみたらアウトボード使うメリットってほとんどありませんね。
でもプロフェッショナルユース、コマーシャルスタジオだと未だにアウトボード、ビンテージ機材が重宝されてます。
なんででしょう??まとめました。
■そもそもプラグインとアウトボードでは音が違う
一番の理由はこれ。当たり前なんですが音が違う。誰が聞いても”音が違う”んです。世界中のプロフェッショナルが使ってるあの機材のあの音。そのクオリティを求めるならアウトボード使うしかない。
■レコーディングの際レイテンシーを気にしなくて良い
レコーディングが楽です。はい。
■音作りが楽
一発通しただけでなんか音が前に出た、音が太くなった、etc。いわゆる”マジック”がかかります。DAW上でこねくり回してわけわからなくなった後、ふとアウトボードかましたら一発OKなんてことも。
■作り手側として音に説得力を持たせることができる
最後はこれ。自分の作る音に説得力を持たせる。そしてその場にいるクライアントを納得させることができる。もちろん単純に大量のアウトボードとでっかい卓の前でミックスって、ある程度のハッタリ面もありますがね。聞く人が聞けば音に説得力が出るって納得できる最後のアンサーだと思います。
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