わくわく

引き続き、引きの視点から自分の人生について考えてみる。
私が生まれる前よりもプラマイでプラスの世界にしてから去る。
プラスとはなんなのかは自分で決める。
とどのつまりはシンプルというか、わけが分からないともいえるが。

常に変わらず、ずっと私の人生の軸にしているようで何もできていないこと。それが小説を書くこと。
偉そうに言うようなことでは全くなく、プロ野球選手を目指すと言いながらキャッチボールをして遊んでいるだけというレベルの話。情けない状態だが、何もしないなりに思いだけは変わらない。
単に表現とかStoryということであればマンガの原作とか映画の脚本家になるという選択肢だってあるはずだが、やはり小説がやりたい。
マンガやYou Tubeといった視覚表現が大きな市場を抱えていることへの反感だったり、サイズで言えば歌詞や詩歌のほうが取り掛かりやすい(簡単という意味では全くなく)と思うのだが、色々と他の選択肢も模索しつつ、結局自分がやりたいのは小説なのだ。

言語表現・印刷物としての本・長い文章を読んで物語を想像するという行為。
映像のようにわかりやすく、一度に多くの情報を届けることはできない。
ただ、そこには「ものづくり」のプロセスがありながら、表現の発信と受信の間の自由度がより高い。

作家として成功したら?
昔ほど印税でウハウハなんてことはない、というのは聞いている。
村上春樹・村上龍・よしもとばなな(敬称略)レベルの成功をしなきゃそんな夢のような生活にはならないだろうし、今は純粋にセレブな生活をしたいわけではないので(今の貧乏生活は抜け出したいが…)そこに変な欲はない。
とはいえ自分に正直に夢を描く言うべきなので、理想は自然の美しい、かつ生活にもそこまで不自由のないところにマイホームを建ててのびのびと暮らしたい。
ロッジみたいな、お金はかけないけどいい木材を使って、いつか町やほかの誰かに引き継げるくらいの建物を。
車は、前はJEEPとか乗りたかったけど、地球のことを考えたらそこにこだわることでもないような気がする。駐車場だの保険だの車検といった固定費もかからず、レンタカーで色々乗れれば今は全く問題がないし。

金銭的な成功よりも、1作でも誰かの胸に刺さる、あわよくばその人の価値観や人生を変えてしまうような作品を作ること。
純粋にそこを目指せるのは、まぁそれなりに考えてやってみた結論なのか、何も達成しない自分の言い訳なのか。
自分の考えだけでは独りよがりだと、ようやくこの1-2年で気がつくことができた。立派な作品なら、どんなタブーに触れていようと、誰かを怒らせるようなものだとしたって刺さるし、どんな形であれ売れるのだ。
そして売れている作品には一定の価値がある。僻んでいる場合ではない。

こんな独り言でも、文章を書いていることが行動なのだから前進していると思うことにする。
恥ずかしがっているほどのプライドを持つ暇もなくこれからも書き続けていきたい。
いつか誰かの"わくわく"になれる日を目指して。

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