Zoom F8をスタジオでアフレコバックアップレコーダーとして使う
スタジオで仕事していたり、ロケしていたりすると、ひと昔前に比べてそれぞれ専門性の高い製品と技術があります。
まあ私はあっちへフラフラこっちへフラフラしてるので、こんなアホなことを考えます。
スタジオでのADR。
特にアニメや吹き替えの場合、収録したものも保全が本当に必要です。
Protoolsが固まりました、とかHDDが死にました、って事態になっても
「もういっかい」が許されませんが、パソコンベースの機材が多いと、まあ稀にそういう事があるんですよね。
特にProtools 11〜12にかけてしょっちゅうだった。
そんな時バックアップとして別メディアを用意しておくのは大事です。
その昔ははDATが回ってることが多かったですが、マイクのマルチ収録が始まって、DA88なんて時期もありましたが、最近の流れはどうなんだろう・・・・??。
で私がお勧めするのが現場の録音機を使うってアイディア。
Zoom F-8を使用するって方法です。
今は後継のF8nしが買えませんが、ソフトウエアは一緒なのでnでも問題ないです。
F8にはExternal-TC Auto Recって機能がありまして、
文字通り外部TCを受信すると、勝手にレコーディングしてくれるという機能。TCがこなくなると止まります。
もう分かりますよね?ProtoolsのLTCをONにしてSYNC i/oからLTCを受信しておけば、Protoolsが走るたびに自動でRecしてくれるんです。
所詮はBackUpなので一々気を使うのも面倒ですので自動にRecはありがたい。RECしっぱなしって選択もありますが、こちらはこちらで容量がすごいことになります。
しかも、当然ですが RecしたWAV Fileには映像のT.C.が記録されるので、万が一Protools側のデータになにか有っても、復帰が超楽。
さらに、TC受信後すぐRecを始めるのか、ちょっと待ってからRecするのか設定できます。
(これは保証しませんが、ProtoolsってソフトウェアがフリーズしてもSYNC i/oからはTCが垂れ流されるんですよね。なので固まっても大丈夫)
F8は基本アナログインプットなので、HA(マイクプリアンプ) OUTをパラレルしてあげれば、最低限のバックアップにはなります。
(取口は人それぞれだと思いますが)
サイズも小さいし、扱いもそれほど難しくない。
BluetoothでiOSでの監視もできます。
INPUT は8ch有るので、通常なら足りるはず。
こんな事考える人そんなにいないよなあって思って書いてみました。
藤林
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