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【徒歩旅】京都から大阪まで歩いてみた1/2

私の通う大学ではテスト期間と期末レポートの嵐が過ぎ去り、早くも春休みが始まった。というわけで、勉強から解放された気分そのままにちょっとした旅に出てみよう。京都から大阪まで国道1号線を50kmほど歩いてみようと思いたった。50kmも歩くなんてどこが『ちょっとした』旅なんだ?と思った人は常識的な感覚の持ち主であるが、当方100km以上の徒歩旅に何度も出ているし、数日後に京都から長崎まで800kmの徒歩帰省を控えているため50km歩くぐらいはほんの些細な旅に過ぎないのである。つまり今回の徒歩旅は徒歩帰省への肩慣らしという位置づけで、京都駅そばの八条油小路から大阪駅そばの梅田新道までおよそ50kmを、ほぼ国道一号線に沿って歩いてきた様子を書いていこうと思う。

旅の始まりは京都駅

1日目、夜6時頃に京都駅を出発した。相変わらず死ぬほど人が多いが、今から大阪まで歩こうとしている奴は自分だけであろう。南北自由通路を通って八条口に出て、西進して国道一号を目指す。

八条油小路

八条油小路から国道1号線に入り、ここからずっとこの道を歩いて行くことになる。時刻も早いのでここまでは人通りが多いが、南下を始めると一気に人通りが少なくなる。

九条大宮から見る東寺・五重塔

国道1号線は九条通りに入った後、大宮通のところで再び南向きとなる。九条大宮の交差点からはライトアップされた東寺の五重塔が見られ、最後の京都らしい風景を私の目に焼き付けたのである。

国道一号 500キロポスト

ほどなくして国道1号線の500キロポストを見つけた。東京・日本橋から遥か500km、この道は確かに続いていることを実感した。

鴨川を渡る久世橋

鴨川を渡ると伏見区へと入る。この辺りは京都市内でも工業地帯が続き、いわゆる「京都らしさ」はないが、夜に歩くとこれまた違った風情を感じられるのである。

京都南インター

夜の京都南インターも壮観である。この歩道橋はまるでインターチェンジの中に入ってしまったような気がする。是非タイムラプスで撮ってみたいものだ。

夜空に浮かぶ謎の塔

道中夜空にひときわ目立つ電波塔のようなものを見かけた。これは一体!?


木津川を渡る

木津川を渡ると京都府最後の都市・八幡市に入るが、ここから長い上り坂が続く。これは、石清水八幡宮の鎮座する男山と同じ尾根を登っていて、京都府と大阪府の府境もこの尾根の上にあるのである。


歩道がない…

しかしこの区間、歩く私からすると別の意味でも難所であった。なぜなら歩道が途中から消え、高速で通り過ぎる車の横の路側帯を慎重に歩いて行かなければならなかったからだ。ここを歩く人はいないだろうという想定なんだろうが、歩道がない道を歩いた時の疲れは普段の倍以上の感覚である。

大阪府に突入

なんとか難所を乗り越えて枚方市に突入すると歩きやすい道に戻り、1日目のゴールは間近である。青看板を見ると大阪まであと21km。徒歩狂いの自分からしたら、余裕で明日ゴールできるじゃんという気持ちになった。

本日の宿(当然快活)

そうこうしているうちに1日目のゴール、枚方の快活クラブに到着。ここでゆっくり眠って疲れを癒す、はずであった。漫画の宝庫、快活クラブ。がっつり漫画にハマってしまい、睡眠時間1時間で2日目を迎えるそううん。はたしてどうなることだろうか・・・(2日目へ続く)

読んでいただきありがとうございました。現在京都から長崎まで歩いて帰省しています。この旅についても記事を書くつもりなので、そちらも読んでいただけると幸いです。

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