環境のせいにするのを辞めるという考え方

こんばんは、今日の記事は自分が営業マン時代に学んだためになった考え方についてです。

まず、この記事の結論。
『環境のせいにする事を辞め、この環境で自分に何ができただろうかと考えることで、あなたは成長を続けることができる』ということです。

例えばあなたがウォーターサーバーを売る営業マンだとしましょう。
あなたが担当する営業場所は人通りが少ない商店街の一角の小さなイベントコーナーです。
さらにはとてもこの場所では達成できないようなノルマを会社から課せられています。
結果は自分なりに試行錯誤し一生懸命やってみるのですが、その日の契約件数は結局0件でした。

このような状況に陥った時あなたならどのように考えますか?
多くの人は『こんなに人の少ない商店街なんだから取れなくて当たり前だろ。
こんな場所を選んだ上司は何を考えているのだろうか?』と自分が置かれた環境のせいにするのではないでしょうか?

このように環境のせいにしてしまったこの営業マンが成長することはあるでしょうか?
おそらく、この営業マンはその日の仕事終わりの居酒屋で、同僚にいかに自分の営業場所が恵まれていなかったのか、会社は何を考えているのかと文句を言って家に帰り、眠りにつき、明日も同じように職場に向かうだけでしょう。

これを繰り返した営業マンが成長することがないのは明らかです。

しかし、ここで環境のせいにはせず、『この環境で自分が契約を取るにはどうすればよかったのだろうか?』と考えた営業マンはどうなるでしょうか?

おそらくこの営業マンは、飲み会を断りすぐに家に帰り、どうすればあの環境で契約を取ることができるかを考えるでしょう。

この少ないお客さんの中から契約を取るためには自分のトークの技術を磨かなくては契約を取ることができないな。
明日のイベントでは家族連れに参加してもらうためにピエロの服装をしてバルーンアートをやってもらおう。
そもそも商店街に人が来なくては始まらないので、イベント周知のビラを近隣住民の家にポスティングをしてみようかな。
よし明日はこれを試してみよう!

この作業を繰り返した営業マンはどうでしょうか?
彼が成長していく未来が浮かんだはずです。

ここで大切なのは、この営業マンがこの人がいない商店街で素晴らしい成績を残せるようになったのかということではありません。

本当に大切なのは、彼がその環境の中で自分ができることを探し続けたことで毎日成長していったという事実です。

もし、この商店街がどれだけ努力しても契約を取ることができない現場だったとしましょう。
そうなると、環境のせいにして何もしなかった営業マンも努力をし続けた営業マンの成績はほとんど変わらないかもしれません。
しかし、この二人が人通りの多い商店街に移動した時の営業成績は同じものになるのでしょうか?
そんなはずはありません。

一方は環境のせいにして何もせず日々を過ごした営業マン。
もう一方は、環境のせいにはせず努力を続けた営業マン。
この二人の間には大きな実力の差が開いていることでしょう。

このことからもわかるように、環境のせいにせず何かできることを探し続けることにより、表面ではわからないかもしれないが成長をし続けていることができるということです。

これは私自身も、営業マンをしていた頃に実際に体験しました。
ほとんど人が来ないイベント会場で携帯の契約営業をしていたときに、一緒に働いていた社員さんはずっと現場の文句を言い続け『他の現場なら俺はもっと契約を取れる』と喚くだけで何もしない。
それに対して僕はその状況でもどのようにしたらこの厳しい環境下で契約に結びつけることができるかだけを必死に考えていました。
その時は結局二人とも契約件数は0件でしたが、僕はその後もどの現場でも環境のせいにしないことを徹底していました。
すると1ヶ月後に別の現場でその社員さんに再会した時には、僕は現場件数一位を獲得し、その社員さんは相変わらず0件のままでした。
その時に僕は『環境のせいにして、自分自身に目を向けることから逃げると一生成長することはないんだな』ということを知ることができました。

なのでみなさん、いろいろな事情や劣悪な環境で働かないといけなくてつい愚痴をこぼしてしまいそうになることがあるとは思います。
しかしそれらを一度無視して自分自身に目を向けてみてください。
そうすることで、あなた自身の成長は始まります。

今日の記事は『環境のせいにする事を辞め、この環境で自分に何ができただろうかと考えることで、あなたは成長を続けることができる』でした。

読んでくれてありがとうございます。






この考え方は、大学生になってすぐ友人が起業した営業会社での業務の中で学んだ考え方です。


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